12-7:柔軟性を実践する

12週目:柔軟性を身につける
【目 標】
変化に対応する力や適応力を養い、競技生活や日常生活における困難、新しい状況に柔軟に対応できるようになる。
確認を通じ、柔軟性を高めるための具体的な方法を知り、実際に競技や日常生活で実践することで、困難や変化に強い自分を育てていく。

12-7:柔軟性を実践する
試合や練習中に学んだ柔軟性を意識して行動する。
予期せぬ状況や課題に直面した時、柔軟に対応する姿勢を実践する。
チームメイトと協力し柔軟に課題を解決する方法を試す。
柔軟性を活かして目標を達成する為の新しいアプローチを考える。
実際に柔軟な対応が成功に繋がった事例を振り返り、理解を深める。
柔軟性を競技生活だけでなく日常にも活かす意識を持つ。

「柔軟性を実践する」を考えます。
これまで学んだ柔軟性の理論やスキルを実際に試合や練習、日常生活の中でどのように活かすかを考え、行動に移していきます。
柔軟性は変化や困難を乗り越え、新たな道を切り開く力となります。

1.試合や練習中に学んだ柔軟性を意識して行動する

✅ 試合中に相手のフォーメーションが予想外の形になった際に、自チームが即座に戦術を変更して対応する。
✅ 練習計画が変更された際に個人練習とチーム練習を柔軟に切り替える。
✅ 試合中に自分のポジションを変更されても指示に従って即座に適応する。

2.予期せぬ状況や課題に直面したとき、柔軟に対応する姿勢を実践する

✅ 試合会場への移動中に交通渋滞が発生し、到着が遅れた場合でも短いアップで集中力を高める。
✅ 試合開始直前にユニフォームの不具合が見つかり他の選手や予備の道具で代用する。
✅ チームメイトが急に体調を崩し、試合中に急きょ自分の役割が増えたときに対応する。

3.チームメイトと協力し柔軟に課題を解決する方法を試す

✅ 練習中に設備が故障した場合、他のトレーニング方法を考えて練習を続ける。
✅ 試合中に相手チームの戦術に対応するため、プレーコールを急遽変更する必要がある場合、全員が柔軟に新しい指示に従う姿勢が求められる。
例えば、相手のラン攻撃が強力であると判断した際に、守備を厚くする戦術に迅速に切り替える事で、状況を乗り越える。
✅ 練習スケジュールの調整
✅ メンバーの学業等の都合が重なり全員が同時に練習に参加できない場合、スケジュールを柔軟に調整する必要がある。
例えば、早朝と夕方の2部制に分けて練習を実施し各自が都合の良い時間帯に参加できる体制を整える事で全員が効率的に練習できる環境を作る。

4.柔軟性を活かして目標を達成するための新しいアプローチを考える

✅ 想定以上にランプレーが出ない相手に対して、トラップブロックやオプション等のアプローチを変えた戦術を提案する。
✅ 試合で得点ができない時、キッキング等での奇襲を試してみる。
✅ トレーニングが単調にならないように、新しい練習方法やチーム対抗戦を取り入れる。

5.実際に柔軟な対応が成功に繋がった事例を振り返り理解を深める

✅ 練習・試合中にリーダーの不在があり別の選手が指揮を執った結果、チームの士気が高まった。
✅ 天候不良で練習時間が短縮される中、集中し要点を絞った練習を行い、試合で成果を出した。
✅ 重要な試合で相手が予想外の戦術を使ったが、チームが即座に対応し勝利を収めた。

6.柔軟性を競技生活だけでなく、日常生活にも活かす意識を持つ

✅ 講義の内容が変更される中でも、予習や復習を調整して対応する。
✅ スポーツ活動とアルバイトのスケジュールが重なった場合、事前に時間管理を調整し両立する。
✅ 引っ越しや新しい環境での生活に適応するため、新しい人間関係を積極的に築く努力をする。

アドバイス

柔軟性を実践することで、競技だけでなく生活全般においても多くの可能性が広がる。
試合や練習の中で柔軟性を意識して行動し困難や課題に対し新しいアプローチを見つける力を養おう。

この記事を書いた人

Matsuura Masahiko
Kansai University
KAISERS Football Team
LifeSkills 365 for All Kaisers related persons.

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