13-5:行動計画を再構築する

13週目:目標の振り返りと修正
【目 標】
これまで取り組んできた目標を振り返り、達成状況を確認し、必要に応じて目標や行動計画を修正する力を養う。
これまでの目標達成の振り返りから得た教訓をもとに、新たな目標を修正・設定し、実践可能な行動計画を再構築します。

13-5:行動計画を再構築する
修正後の目標に合わせて、新しい行動計画を作成する。
毎日の練習や試合の中で何を意識するべきか明確にする。
具体的なスケジュールを組み、達成可能な短期的なタスクを設定する。
チーム内で行動計画を共有し、協力体制を整える。
自分の行動がチーム全体の目標達成にどう寄与するかを考える。
行動計画を柔軟に見直し、変化に対応できるようにする。

「行動計画を再構築する」方法について考えます。
目標を達成するには、計画を立てるだけでなく、実際の進捗や状況に応じて柔軟に見直す力が必要です。
修正した目標に合わせて、どのような行動計画が必要かを具体的に考え、新しいプランを作成しよう。

1.修正後の目標に合わせて、新しい行動計画を作成する

修正した目標が達成可能になるよう、具体的なステップを計画に落とし込む。

✅「試合でパス成功率を向上させる」という目標に対し「毎日練習で5分間パス練習を増やす」を計画に加える。
✅「学業と練習の両立」を目指し「週末に重点的な学習時間を確保する」
✅「ケガ予防」を目標に「練習後に必ずストレッチを取り入れる」

2.毎日の練習や試合の中で何を意識するべきか明確にする

日々の行動で具体的に何を改善すべきかをリスト化する。

✅ 練習中に「声を出して」チームメイトと連携を強化する。
✅ 試合中に「ロングターゲットから優先してみる」ことを意識する。
✅ フィジカルトレーニングで「フォームを確認しながら正確に」動作を行う。

3.具体的なスケジュールを組み、達成可能な短期的なタスクを設定する

大きな目標を細分化し、日々のスケジュールに組み込む。

✅ 「1週間でパスマシーンキャッチ350球」を「毎日50球」に分割して計画。
✅ 「試験勉強」を「1日30分ずつ3科目を学ぶ」形式に落とし込む。
✅ 「月末までにディフェンスの課題を克服する」ために「週2回コーチ立ち合いで個別タックリング練習」。

4.チーム内で行動計画を共有し、協力体制を整える

チームの目標と個人の行動計画を一致させ、全員で共有する。

✅ ミーティングで「全員が練習後に次回の練習での課題を共有する」。
✅ 練習計画に「フォーメーション確認の時間を増やす」と全員で決定する。
✅ 「トレーニングメニューを互いに確認し合う」ことで責任感を高める。

5.自分の行動がチーム全体の目標達成にどう寄与するかを考える

チーム目標に自分の役割がどう関係するかを具体的に分析する。

✅ 「GLTD率を上げる」とチームで決めた場合、自分が「4ポイントスタートの低さを徹底する」と役割を自覚する。
✅ 「練習時間の効率化」の目標に対し、自分が「準備運動を短縮し早くスタートする」役割を担う。
✅ 「試合中に相手のエースを封じる」ため「自分のランニングホールの責任強化、位置取り」を意識する。

6.行動計画を柔軟に見直し、変化に対応できるようにする

状況が変わったときに計画を即座に修正する方法を取り入れる。

✅ 試合の相手チームが予想以上に強い場合、「攻撃型戦術」を「ロースコア勝負」に切り替える練習を取り入れる。
✅ 天候の悪化で屋外練習が難しい場合、「屋内での基礎トレーニング」に切り替える。
✅ 急なメンバーの欠席時に、「残りのメンバーでの連携強化」に注力する。

アドバイス

行動計画は「静的」なものではなく、状況に応じて「動的」に変化させることが重要である。
目標を達成するための道筋は一つではなく、常に修正と改善を繰り返しながら進めていくものである。
新しい計画を立て、柔軟に対応する力を磨いていこう。

この記事を書いた人

Matsuura Masahiko
Kansai University
KAISERS Football Team
LifeSkills 365 for All Kaisers related persons.

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