2-6:計画通りに進まないときの対処法

2週目:時間管理の基本
目 的:

時間という限られた資源を効率よく活用し競技と学業の両立を図る方法を知る。
スケジュールを立てる力や優先順位を決める術を確認する。

計画通りに進まない場合の対処力や目標達成に向けた持続的な努力について考える 

2-6:計画通りに進まないときの対処法
計画が崩れたときにパニックにならない方法を知る。
柔軟にスケジュールを変更する練習をする。
予備時間を計画に入れておく。
重要なタスクだけを優先し、他は後回しにする。
宿題が多い日は練習時間を短縮して対応する。
失敗した日の振り返りを行い、翌日につなげる。

「計画通りに進まないときの対処法」を考えます。
どんなにしっかり計画を立てても、予定が崩れることは必ずあります。
 そこで慌てずに対応する力をつける事が大事です。
計画が狂っても、柔軟に対応すれば目標達成に近づけます。

1.計画が崩れるのは普通のこと

 計画通りにいかない理由はさまざまです。

予期せぬ予定が入る、体調が悪くなる、時間が足りなくなる。など

▶大切なのは「計画通りにいかないことを前提にしておく」ことです。
▶「失敗ではなく次の改善のチャンス」と考えよう。

2.冷静に優先順位をつけ直す

重要なことだけを優先する。

 練習時間が短くなったら、重点的に必要なパートだけ行うなど。

「すべてやらなきゃ」ではなく、「今一番大事なこと」を見極めよう。

3.柔軟にスケジュールを修正する

 目標が明確なら予定を変えても問題ない。

今日やる予定の課題を明日に回し、その分練習をしっかり行う。

計画に「予備時間」を作っておくと、修正がしやすくなります。

4.完璧を求めすぎない

「100%完璧」は目指さないことも大切である。

課題を全部終わらなくても、テスト範囲の重要な部分だけでも進める。

小さな成果を積み重ねることで、全体の遅れを取り戻せます。

5.自分を責めず、次につなげる

「計画が崩れた原因」を考える。

「時間が足りなかったのはSNSを見すぎたから」など、原因を分析する。

▶原因を知ることで、次回の計画がより現実的になります。
▶自分を責めるのではなく「次はこうしよう」と考えることが大事です。

6.周りのサポートを活用する

一人で抱え込まず、周りに相談しよう。

コーチや先生にスケジュールを相談して、アドバイスをもらう。

チームメイトや家族に協力をお願いして、効率よく行動する。

7.チームでの具体例

試合前に練習時間が減ってしまったときの対処法。

 ▶一番大事なスキル(ステップ練習やポジショニング確認)だけを練習する。
 ▶練習後にビデオを見て補習する。
 ▶他の日に体力トレーニングを補うスケジュールを作る。

アドバイス
 ・計画が崩れても、「やらない」ではなく「できる範囲でやる」ことが大切である。
 ・完璧主義にならず、小さな成功を重ねよう。
 ・柔軟性を持ちながら、目標に向かって一歩ずつ進む力の獲得を目指す。

▶最近計画が崩れた経験を思い出し、その理由を書き出してみよう。
▶そのとき、どのように対応すれば良かったかを考えてみてください。
 計画が崩れたときの対応力を身につけることで、どんな状況でも冷静に進めるようになります。柔軟に行動していこう。

この記事を書いた人

Matsuura Masahiko
Kansai University
KAISERS Football Team
LifeSkills 365 for All Kaisers related persons.

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