3-4:チーム内での礼儀

3週目:礼儀とマナーの基本
【目 的】
礼儀やマナーを通じ、人間としての基本的な振る舞いを確認する。
これを身につけスポーツだけでなく、社会で信頼される人となることを目指す。

3-4:チーム内での礼儀
チームメイトを尊重する態度を知る。
試合中や練習中に感情的な行動を控える。
ありがとうやごめんなさいを自然に言える習慣を持つ。
チーム内での役割を果たすことが礼儀の一部と知る。
トラブルが起きたとき、冷静に対応する姿勢を知る。
仲間の意見に耳を傾けることの重要性。

「チーム内での礼儀」について考えます。
スポーツは個人の努力だけでなく、チーム全体で協力し、助け合う事でより良い結果を生み出します。
その為にチーム内での礼儀をしっかりと守り、お互いを尊重することが大切です。
これができるチームは、プレーだけでなく雰囲気や人間関係も素晴らしいものになります。

1.チームメイトを尊重する態度を知る

仲間を尊重する事が良いチーム作りの基本である。

「ミスを責める」のではなく、「次にどうするか一緒に考える」という態度が大切。

チームメイトにはそれぞれの得意な事や努力がある
それを認め合い、支え合うことが重要である

2.試合中や練習中に感情的な行動を控える

感情的な行動はチームの雰囲気を乱す。

ミスをした仲間に対して怒ったり、試合中に苛立ちを見せたりすると、全体の士気が下がってしまう。
▶代わりに励ましの言葉やポジティブな態度を心がけよう。
▶「大丈夫、次は決めよう」などの一言でチームの雰囲気が変わっていく。

これをお互いの努力を認め合った上で、どれだけ高水準で出来るかが、重要なポイントとなる。
「怠惰なミスを許容してよい」という理解ではない
「本心を出さない」という意味でもない。

感情を出した後にどれだけ話し合えるかが重要である。
言い放って終えることのないように、最終的には尊重のもと本音で話し合える環境が一番理想となる。

3.「ありがとう」と「ごめんなさい」を自然に言える習慣を持つ

礼儀正しいチームには感謝と謝罪が自然に起こるもの。

仲間が助けてくれた時「ありがとう」と素直に伝える。
自分がミスをしたとき:「ごめん!」と謝る。

簡単な言葉だが、これを当たり前に言えるチームは信頼感が強まっていて、強固である。

4.チーム内での役割を果たすことが礼儀の一部

自分の役割をしっかり果たす事がチームへの礼儀である。

練習前後の準備や片付け、毎日報告の必要のある連絡は誠意を持って実行する。

「自分がやらなくてもいいや」と思わずに行動する事で仲間から信頼される存在になる。

5.トラブルが起きたとき、冷静に対応する姿勢を知る

▶チームで活動していると意見の違いやトラブルも起こる。
▶その際、感情的にならず冷静に対応する事が重要。

意見が合わないときは、相手の話を最後まで聞き、自分の考えも落ち着いて伝える。

トラブルをうまく乗り越える事で、チームの団結力が高まっていく。

6.仲間の意見に耳を傾けることの重要性

自分の意見だけでなく、仲間の意見も大切にする事が、チームの成功につながる。

「もっとこうした方がいい」という仲間のアドバイスに耳を傾ける。

話を聞くことで、相手が尊重されていると感じ、チームの信頼関係が深まる。

アドバイス

▶チームで礼儀を守るという事は仲間を尊重し協力し合い、チーム全体をより良くするための基本である。
▶お互いに感謝し支え合うことで、チームの絆が強まり、より良い結果を出せるようになる。

この記事を書いた人

Matsuura Masahiko
Kansai University
KAISERS Football Team
LifeSkills 365 for All Kaisers related persons.

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