5-1:学業とスポーツの両立がもたらす価値

5週目:学業の重要性
【目 的】

スポーツでの成功を目指す中で、学業の重要性を理解し、学びを人生全般に活かす意識を育てる事を目指す。
スポーツと学業を単なる現在の活動として捉えるのではなく、将来の人生設計の基盤とする視点を持つ事が重要である。

5-1:学業とスポーツの両立がもたらす価値
学業は将来の選択肢を広げる基盤となることを理解する。
知識を深めることで、競技だけでなく生活全般の質が向上する。
スポーツに活かせる学問分野を知る。
生物学、心理学、マネジメントなど
学業とスポーツを両立することで社会での評価が高まる。
自己管理能力がスポーツにも学業にも活かせる事を知る。
両立が難しいときの工夫を考える。
スケジュール管理や優先順位付け

「学業とスポーツの両立がもたらす価値」について考えます。
大学の学生アスリートである皆は、競技で成果を出すことだけでなく学業にもしっかり取り組むことが求められます。
学業とスポーツを両立することは一見難しそうに感じるかもしれませんが、これがもたらす価値を知ることで、目標に向かってより強いモチベーションを持ってもらいたいと思います。

1.学業は将来の選択肢を広げる基盤である

スポーツは多くのことを教えてくれるが、競技生活には期限がある
一方、学業で得た知識やスキルは一生使えるものである
学業を通じて得られる資格や知識は、将来のキャリアの選択肢を広げる基盤となる。

ビジネスパーソンや人脈を活かす社会人、教員や組織人としてのキャリア形成などがある。

2.知識を深めることで生活全般の質が向上する

学業を通じて得た知識は、競技だけでなく日常生活にも役立つものである。

栄養学を学ぶことで食事の重要性を理解し、より健康的な生活を送ることができる。

知識が増えることで問題を解決する力や視野が広がり、生活全般がより充実したものとなる。

3.スポーツに活かせる学問分野を知る

学業とスポーツは密接に関わっており、以下の学問分野の学びは競技に直結する。

心理学
 メンタルヘルスやストレス管理、チーム内でのコミュニケーションを改善する。

マネジメント
 試合やチーム運営、イベント企画などを学び、リーダーシップを発揮する。

生物学
 体の仕組みを理解し、より効果的なトレーニング方法を見つける。

4.学業とスポーツを両立することで社会での評価が高まる

学業とスポーツを両立できる人は、社会において「自己管理能力が高い」「努力できる人」として高く評価される。
就職活動においても、学業とスポーツで培った経験が大きな武器となる。

学業で得た知識を活かして、競技以外の場面でも貢献できるアピールポイントが増える。

5.自己管理能力がスポーツにも学業にも活かせる

スポーツを通じて身につく自己管理能力(時間管理、目標設定、計画実行)は、学業にも活用できる。

練習時間と課題取組時間をしっかり分け、両方に集中する習慣を作る。

学業で身につけた計画力や集中力は、競技パフォーマンスの向上にも役立つものである。

6.両立が難しいときの工夫

・学業とスポーツの両立が難しい場合は、以下の工夫を取り入れることが重要である。

スケジュール管理
 試合や練習の予定に合わせて勉強時間を調整する。

優先順位付け
 テスト期間中は学業を優先し、練習時間を短縮するなど柔軟に対応する。

分割学習
 長時間集中できない場合は、短い時間を細かく使い分ける。

アドバイス

▶学業とスポーツを両立することは簡単ではないが、将来の可能性を広げるための重要な挑戦である。
▶学業を通じて得た知識やスキルは競技生活にも役立ち、社会に出たときの大きな武器となる。

この記事を書いた人

Matsuura Masahiko
Kansai University
KAISERS Football Team
LifeSkills 365 for All Kaisers related persons.

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