29-4:困難に直面しても続ける力を養う

[29週]: [継続力を身につける]
・継続することの価値と意義を理解し、才能や一時的な努力を超える力としての「継続力」を自覚する。
・モチベーションに依存せず、努力を習慣化する仕組みを構築し、困難にも屈しない粘り強さを養う。
・継続する姿勢が周囲に与える良い影響と信頼の重要性を知り、チーム全体の成長に貢献する意識を高める。

29-4:困難に直面しても続ける力を養う
・失敗やスランプに直面したときの対処法を考える。
・「うまくいかないときこそ継続することが大事」であることを理解する。
・困難な状況でも「できること」に集中し、小さな前進を続ける。
・「途中でやめてしまうと、そこで成長が止まる」という意識を持つ。
・壁を乗り越えたときに得られる成長や達成感を想像する。
・成功するためには、失敗を乗り越えることが不可欠であることを理解する。

「困難に直面しても続ける力を養う」について考えます。
努力を継続していく中で、誰もが必ず壁にぶつかります。失敗やスランプ、予想外の困難に直面したときにこそ、真価が問われます。逆境の中で立ち止まらずに歩み続けるための意識や方法を示します。
困難な状況でも「できること」に目を向け、小さな前進を積み重ねる力を育むことで、継続力は一層強固なものになります。

1.失敗やスランプに直面したときの対処法を考える

失敗は誰にでも起こる。しかしそれをどう受け止め、次の行動に活かすかが成長を分ける鍵である。

連続してミスをした試合後に振り返りノートを書く
感情的になる代わりに、冷静に課題を分析して改善に結びつける。

スランプ中も体のケアだけは欠かさない
パフォーマンスは不調でも、ルーティンを保つことで回復の基盤をつくる。

失敗を共有し、仲間と改善策を話し合う
自分一人で抱え込まず、チームの力を借りる姿勢で前進する。

失敗を前向きに受け止め、次にどう動くかが継続力を生む原動力となる。

2.「うまくいかないときこそ継続することが大事」であることを理解する

困難なときにこそ、続けることの価値がある。苦しい時期に継続できる選手こそ、本物の成長を遂げる。

出場機会を失っても練習を続ける
評価されない時期も基礎を継続し、チャンスをつかむ。

怪我で離脱中もプレーブックを勉強する
動けない期間にも「できること」に取り組み、復帰後にスムーズに適応する。

控えメンバーとしても練習に真剣に取り組む
どの立場でも姿勢を変えず、信頼と実力を積み重ねた。

継続は順調なときよりも、不調なときこそ意味を持つ。苦しい時に続ける力が真の成長を支える。

3.困難な状況でも「できること」に集中し、小さな前進を続ける

すべてがうまくいかない時こそ、「できること」に目を向けることで、前に進む力を維持できる。

試合に出られない間、ビデオ分析を続ける
出場機会がなくても、戦術理解を深める努力を怠らない。

走れない時期に上半身のトレーニングを続ける
一部の制限があっても、他の強化を怠らなかった。

声を出し続けてチームを鼓舞する
プレーはできなくても、存在感と影響力を保ち続けた。

すべてが止まるわけではない。どんな状況でも「今できること」がある。

4.「途中でやめてしまうと、そこで成長が止まる」という意識を持つ

途中で努力を放棄してしまえば、その時点で成長は止まる。
継続によってしか見えない景色がある。

途中で辞めかけたが仲間の支えで持ち直す
あきらめかけた時に周囲の言葉で踏みとどまり、最後まで走り切る。

「もう無理」と感じた日も練習場に足を運ぶ
わずかな行動が継続の火を消さずに続ける。

継続の大切さを後輩に語りながら自分も鼓舞する
言葉にすることで自身の意志も再確認できる。

やめてしまえば、そこで止まる。
続けることでしか、先の成長にはたどりつけない。

5.壁を乗り越えたときに得られる成長や達成感を想像する

目の前の壁は、その先にある成長のチャンスでもある。
乗り越えた後の姿を想像することが、継続の力になる。

苦しい練習を乗り越えた試合で活躍する
練習中の苦しみが、試合での自信に変わる。

自主練を地道に続けた結果、チーム内表彰を受ける
日々の努力が形になったことで達成感を得る。

キャプテンとして壁に向き合い、チームを導く
自分が乗り越えた姿勢が、仲間の支えにもなる。

壁の向こうにある成長や成功を描く力が、困難を乗り越える原動力となる。

6.成功するためには、失敗を乗り越えることが不可欠であることを理解する

成功は直線的には訪れない。多くの失敗と挫折を経験した上で得られるものである。

最終学年まで試合に出られなかったが、最後にスタメンを勝ち取る
何度もあきらめかけたが、努力をやめない。

前年度の悔しさをバネにする
敗北の経験を次の年の練習に落とし込み、組織を牽引する。

ミスを糧に冷静さを身につける
失敗を受け入れ、そこから技術とメンタルを成長させる。

失敗のない成功などない。乗り越えた経験が、信頼と実力の礎となる。

アドバイス

困難に直面したときにこそ、自分の本当の力が試されます。
失敗やスランプを恐れず、そこから何を学び、どう前に進むかが成長の鍵です。
すぐに結果が出なくても、「できること」を見つけ、小さな一歩を重ねてください。

諦めなかった経験は、必ず自信となり、将来の困難にも立ち向かう力になります。
継続することが、自分自身の未来をつくります。

この記事を書いた人

Matsuura Masahiko
Kansai University
KAISERS Football Team
LifeSkills 365 for All Kaisers related persons.

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