[29週]: [継続力を身につける]
・継続することの価値と意義を理解し、才能や一時的な努力を超える力としての「継続力」を自覚する。
・モチベーションに依存せず、努力を習慣化する仕組みを構築し、困難にも屈しない粘り強さを養う。
・継続する姿勢が周囲に与える良い影響と信頼の重要性を知り、チーム全体の成長に貢献する意識を高める。
29-7:継続する人が持つ影響力を理解する
継続し続けることで、チームメイトや後輩に与える影響を考える。
努力を続ける姿勢が、周囲のモチベーションを引き上げることを理解する。
継続することで信頼を得られ、リーダーとしての資質を高める。
「継続できる人」が組織の成長を支えることを理解する。
継続の力を証明し、後輩に良い影響を与えられる選手を目指す。
「自分の継続がチームの強さにつながる」という意識を持つ。
「継続する人が持つ影響力を理解する」について考えます。
継続する姿勢は、自分自身の成長だけでなく、周囲に与える影響力という大きな力を持ちます。
努力を続ける人の背中は、無言のうちに仲間や後輩を鼓舞し、チーム全体の士気や文化に影響を与えます。
継続力を持つことは、信頼されるリーダーとなるための資質でもあり、自らの行動が周囲を導くものであることを理解することが大切です。
1.継続し続けることで、チームメイトや後輩に与える影響を考える
一人の継続が周囲のやる気や行動に良い影響を与えることを自覚し、自分の姿勢を見直す機会とする。
4年間無遅刻無欠席を続けた選手
姿勢を見た後輩が「まずは休まないこと」を意識し始める。
雨の日でも一人で筋トレを継続する
後輩が「やらなきゃ」という気持ちになり、自主練が活性化する。
同じ時間にグラウンドへ出る選手
誰よりも先にいる姿が、下級生のビフォア練習参加を促す。
2.努力を続ける姿勢が、周囲のモチベーションを引き上げることを理解する
見えない努力や日常の積み重ねは、仲間のやる気やエネルギーを引き出す源となる。
少しの空き時間でもHUDL研究を継続する
見ていた他のポジションの選手たちも研究を始める。
記録を取りながらトレーニングを実施する
それを見た他の選手も記録する習慣を生む。
自分でメニューを考えて創意工夫しながら継続する
個人での創意工夫がチーム全体の質を引き上げる。
3.継続することで信頼を得られ、リーダーとしての資質を高める
継続的な行動が人々の信頼を生み、その積み重ねがリーダーとしての信頼の土台となる。
毎週ミーティングを欠かさず準備をする
メンバーが自然と話を聞く姿勢になる。
上級生が定期的に後輩の相談に乗ってやる
「この人の言葉は信じられる」と後輩の声が増える。
1年間プレー精度を磨き続ける
安定感が増し、試合で信頼して任せられる存在となる。
4.「継続できる人」が組織の成長を支えることを理解する
長期的に安定した努力を続ける人の存在が、組織全体の地盤となり、文化を支える要因となる。
練習記録を年間を通じて取り続ける
統計データが戦術分析の精度を高める。
毎朝ボールや器具を準備し続ける習慣
準備が整っていることで練習効率が安定する。
栄養指導を継続して発信する
選手の食習慣改善につながり、体調不良者が減る。
5.継続の力を証明し、後輩に良い影響を与えられる選手を目指す
自身の継続の姿勢が、後輩たちの目標や模範となることを意識し、率先して行動を示す。
1年間トレーニングを日誌に記録する
それを読んだ1年生が「自分もやってみたい」と言い始める。
上級生が授業・部活・生活をバランスよく継続する
学業と競技の両立に憧れを持った後輩がでてくる。
毎月成長のふりかえりミーティングを行う上級生
下級生から「継続すれば変われる」と声が上がり始める。
6.「自分の継続がチームの強さにつながる」という意識を持つ
個々の継続がやがて組織の連動と強さに直結することを理解し、当事者意識を持って日々を過ごす。
全員がアップ時間前に集まる文化を築く
時間厳守がチーム全体の集中力を高める。
リハビリを継続し復帰する
復帰試合でのパフォーマンスに仲間が刺激を受ける。
食事管理を継続し、体脂肪率を改善する
食習慣の見直しがチーム全体に広がる。
アドバイス
継続は一朝一夕ではなく、積み重ねこそが真の力です。今日の行動が明日の誰かの行動を変えるかもしれません。
だからこそ、自分が行動し続ける姿が誰かの背中を押すのです。
自分自身が継続の象徴となり、強いチーム文化の礎となってください。

