[31週]: [周囲に良い影響を与える]
・チーム内外において、ポジティブな言動や感謝の姿勢を通じて良好な影響を与える力を養う。
・困難な状況においても冷静に対処し、周囲を鼓舞するリーダーシップを発揮する資質を身につける。
・影響力のある行動を通じて、個人の成長とチーム全体の価値向上を同時に実現する意識を確立する。
31-3:感謝の気持ちを持つ
チームメイトやコーチ、スタッフに感謝を示すことの重要性を理解する。
試合や練習の後、仲間やサポートスタッフに「ありがとう」を伝える。
チームメイトが自分を支えてくれていることを意識し、相手を尊重する。
試合に出られることや競技ができる環境に感謝する習慣をつける。
チームの成功を「個人の力」ではなく「みんなの力」と捉える意識を持つ。
感謝の気持ちを持つことで、ポジティブなチーム環境を作る。
「感謝の気持ちを持つ」ことを考えます。
感謝の気持ちは、チームの結束を強め、互いの信頼関係を深める大切な要素です。
支えてくれる仲間やスタッフの存在を当たり前とせず、感謝の言葉や態度でその思いを伝えることが、良いチーム文化を育てます。自分の立場を見つめ直し、感謝の気持ちを持つ意義と実践方法を学びましょう。
1.チームメイトやコーチ、スタッフに感謝を示すことの重要性を理解する
支え合いの上に成り立つスポーツにおいて、感謝の意識は関係性の質を高め、組織全体の士気向上にもつながる。
選手が毎日テーピングをしてくれるトレーナーに「ありがとう」と声をかける
支える側のモチベーションが向上し、ケアの質も向上する。
用具を準備してくれるマネージャーに声掛けする
チーム全体に周囲への感謝の輪が広がる。
練習メニューを考えるコーチに感謝を伝える
指導者との関係性がさらに良好になる。
2.試合や練習の後、仲間やサポートスタッフに「ありがとう」を伝える
試合や練習の後の「ありがとう」は、共に戦った者同士の絆を強くする儀式的な役割を持つ。
QBが練習終了後、相手をしてくれたDFに「ナイスディフェンス」と声をかける
相互の尊敬と学び合いの関係が生まれる。
練習中に水を渡してくれたマネージャーに笑顔で「ありがとう」と返す
雰囲気が和らぎ、場が和やかになる。
選手・コーチがアナライズ担当に「助かったよ」と伝える
裏方への感謝が全体の士気を高める。
3.チームメイトが自分を支えてくれていることを意識し、相手を尊重する
個人の活躍は仲間の支えの上に成り立っており、それを認識することが謙虚さと敬意を育む。
ブロックしてくれたOLにハドル内で称賛を送るオフェンスメンバー
仲間への敬意がフィールドでの信頼につながる。
ポジション練習中、相手の良い動きに「ナイス」と声をかける
切磋琢磨の空気が広がる。
上級生が出場機会がない選手に「支えてくれてる」と伝える
全員がチームの一員であるという意識が強まっていく。
4.試合に出られることや競技ができる環境に感謝する習慣をつける
競技を行える環境や機会は決して当たり前ではなく、その背景に多くの支援があることを理解すべきである。
雨天の中、整備してくれたスタッフへの感謝を述べる
周囲の支援の重要性が再認識できる。
上級生がグラウンド使用後、ごみ拾いを手伝う
自らの環境に対する愛着と責任感が高まる。
遠征先でお世話になった相手校に礼を尽くす
スポーツマンとしての品格が伝わる。
5.チームの成功を「個人の力」ではなく「みんなの力」と捉える意識を持つ
個人の成功も、周囲の支えがあってこそ成立するという全体観が、謙虚さと協調性を育てる。
TDを決めたWRがブロックしてくれた仲間と喜びを分かち合う
連携の価値を体現する。
QBが好プレーの後に「みんなのおかげ」とコメントする
周囲からの信頼がより厚くなる。
プレーメーカーが勝利後のインタビューでチーム全体を称える
一体感が広がり、次戦への意識が高まる。
6.感謝の気持ちを持つことで、ポジティブなチーム環境を作る
感謝の意識は、自然と前向きな言動につながり、チーム全体に良い循環をもたらす原動力となる。
「ありがとう」が飛び交う練習環境
明るく前向きな雰囲気が継続的な努力を促す。
MGRが部内掲示板に感謝の言葉を書くコーナーを設けた
日々の支え合いを可視化する仕組みになり得る。
感謝を意識した挨拶を全員で徹底するOLユニット
ユニット団結力が高まり、士気も安定する。
アドバイス
自分の活躍の背景には、必ず誰かの支えがあります。
それを忘れずに感謝を形にすることで、あなた自身の人間力も磨かれていきます。
感謝を行動で示せる選手を目指しましょう。

