[33週]: [倫理的リーダーシップ]
・倫理的リーダーシップの本質を理解し、誠実さ・公正さ・責任感をもって行動する事で周囲からの信頼を獲得する力を養う。
・自らの言動がチーム全体に及ぼす影響を自覚し、常に模範となる行動を意識することで、良好なチーム文化を形成する。
・試合中だけでなく日常生活においても倫理観を貫き、人間としての成長と持続的なリーダーシップを実現する姿勢を確立する。
33-2:公正な判断力を身につける
個人的な感情に左右されず、公正な視点で物事を判断する。
チーム内の役割や評価を公平に考え、偏りのない決定を心がける。
試合中の反則行為や不正に対して毅然とした態度を取る。
判断に迷ったときは、複数の視点を考慮して決定を下す。
リーダーとしての立場を利用せず、常にフェアな振る舞いをする。
公正な判断を示すことで、チームの規律と士気を高める。
「公正な判断力を身につける」について考えます。
公正な判断力は、信頼されるリーダーになるための基盤です。私情に流されずに物事を判断し、誰に対しても平等に接する姿勢がチームの結束を生み出します。フェアで透明な判断を下すために必要な考え方と行動について理解し、それを日常の中で実践する意識を育てます。
1.個人的な感情に左右されず、公正な視点で物事を判断する
判断において感情が混じると、信頼を失う原因となる。
リーダーは状況を客観的に捉え、公正な視点で判断する力が求められる。
親しい友人のプレーを冷静に評価する
仲の良い選手でも実力に応じた発言をしたことで信頼を得る。
試合においては、不満が残る判定にも冷静に従う
感情を抑えた対応が、試合での流れを保つ。
指導を受け入れづらい態度の後輩に対しても同様に指導する
全員を平等に扱うことでチームの統率を高める。
2.チーム内の役割や評価を公平に考え、偏りのない決定を心がける
リーダーは仲間の能力や努力を正当に評価する責任を持つ。
不公平感はチームの結束を弱めるため、公平な視点を貫く必要がある。
練習中の努力を評価し起用を見直す
パフォーマンスだけでなく姿勢を評価する視点を持つ。
ポジション変更を公平な視点で受け入れる
自分の希望よりチームのバランスを優先する。
リーダーを選ぶ際には評価を匿名で実施し、偏りを排除する
公平な意見を集める工夫で信頼を築く。
3.試合中の反則行為や不正に対して毅然とした態度を取る
競技の中で不正を見過ごすことは、リーダーとしての資質を問われる。
公平なルール意識と毅然とした態度が求められる。
相手の反則に対して冷静にアピールする
感情的にならず、ルールに基づく行動をとる。
味方の反則に対しても注意を促す
チーム内でもルールを重視する姿勢が評価される。
審判の判定に従い、態度で抗議しない姿勢を見せる
スポーツマンシップを体現し、観客の信頼を得る。
4.判断に迷ったときは、複数の視点を考慮して決定を下す
一方的な見方では公正な判断は難しい。
多角的に物事を捉える習慣が、公平で納得感のある判断につながる。
言い争いがあった場合は、当事者と第三者の両方に話を聞く
全体の視点をもとに落とし所を見つける。
プレー選択に迷った際、複数の候補を比較する
多面的な視点がチームの納得感を生む。
プレー評価で主観を避け、数値データも活用する
客観性を重視する姿勢が評価される。
5.リーダーとしての立場を利用せず、常にフェアな振る舞いをする
立場を利用して自分に有利な判断を下すことは、リーダーとしての信頼を損なう。
謙虚さと公正さをもって行動することが必要である。
自分のミスを他人のせいにしない
リーダーとして責任を全うした姿勢が支持される。
優遇されそうな場面でも、あえて通常ルールを適用する
他選手と同じ条件で挑む姿勢が信頼につながる。
コーチとの関係性を判断に影響させない
組織全体の信頼を維持する要因となる。
6.公正な判断を示すことで、チームの規律と士気を高める
リーダーの判断は、チームの価値観と行動に影響を及ぼす。
公正な姿勢を保つことで、チーム全体の雰囲気と士気を高めることができる。
誰に対しても同じ注意を行う
チームに一体感をもたらす。
実力が同じ選手の試合中の出場時間配分を公平に扱う
メンバーの信頼を得ることができる。
学業と競技の両立を支援する制度作りを提案する
全員がフェアに取り組める環境を構築する。
アドバイス
小さな判断の積み重ねが、誠実さと信頼につながります。
日々の中で、公正な判断を心がけて行動していきましょう。

