41-2:リーダーシップの視点で貢献する

[41週]: [貢献する喜びを知る]
・チームの目標達成に向けて、自らの役割を自覚し、積極的に貢献する姿勢を養う。
・仲間を支え、協力し合う行動の積み重ねが、個人の成長とチームの一体感を強化する要素であると理解する。
・貢献を日々の習慣として実践することで、信頼される存在となり、より強いチームづくりに寄与する力を身につける。

41-2:リーダーシップの視点で貢献する
リーダーだけがチームを引っ張るのではなく、全員が貢献できる。
率先して良い行動を取ることで、周囲に良い影響を与える。
ピンチの場面で冷静に行動し、周りを支える姿勢を持つ。
チームの目標に向かって、全員が同じ方向を向けるようにする。
他のメンバーの強みを引き出し、役割分担を明確にする。
リーダーが示す模範となる行動が、チーム文化の形成につながる。

「リーダーシップの視点で貢献する」について考えます。
リーダーシップとは、特定のポジションの人だけが発揮するものではなく、全員が担える姿勢です。
率先して行動し、チームを良い方向に導く姿は、試合でも日常でも大きな影響力を持ちます。模範となる行動や冷静な判断を通じて、仲間の力を引き出しながらチームに貢献する在り方について理解を深めます。

1.リーダーだけがチームを引っ張るのではなく、全員が貢献できる

リーダーシップは立場に関係なく発揮できる力である。
全員が当事者意識を持つことで、チームは自律的に機能するようになる。

下級生の積極的な声かけ
1年生が練習中に率先して集合を呼びかけたことで、全体の動きが迅速になる。

ベンチメンバーの鼓舞
出場機会がない選手が積極的に声を出し、フィールドの士気を高める。

全体連絡の代行
キャプテン不在時に、誰かが連絡係を引き受けたことで混乱を防ぐ。

全員が主体的に行動する姿勢こそが、チームの強さの礎である。

2.率先して良い行動を取ることで、周囲に良い影響を与える

誰かが模範を示すことで、周囲も同じように動き始める。
ポジティブな行動の連鎖は、チーム文化の形成にも寄与する。

整理整頓を自ら行う
ロッカールームの清掃を自発的に行った選手の姿が、他の部員も見習って動くきっかけになる。

時間厳守を徹底
早めに集合し準備を進める姿勢が、チーム全体のルーティンになる。

練習後の備品チェック
忘れ物や破損を防ぐため、自主的に備品確認をする選手が増える。

良い行動は模倣され、チーム全体の意識と行動を底上げする力がある。

3.ピンチの場面で冷静に行動し、周りを支える姿勢を持つ

混乱時こそ、リーダーシップが問われる。
冷静な判断や落ち着いた言動が、周囲の信頼と安定感を生む。

ミスの後の声かけ
仲間のミスに即座にポジティブな声をかけ、流れの悪化を防ぐ。

タイムアウト時の整理
選手がタイムアウト中に戦術を整理し、役割を明確化する。

トラブル時の冷静対応
試合中の接触トラブルに対し、挑発に乗らず冷静に距離を取る。

困難な状況における冷静な行動が、真の信頼を生み出す契機となる。

4.チームの目標に向かって、全員が同じ方向を向けるようにする

目標を明確にし、全員がその達成に向けて一致団結することは、強固なチームづくりに不可欠である。

目標の可視化
ミーティングでシーズン目標を可視化し、練習に一体感が生まれる。

共通言語の導入
「フィールド内では迷ったら攻める」などの言葉を合言葉にして、意識統一を図る。

方向性の再確認
中間時点での目標再確認により、チームの集中力が再燃する。

目標への共通認識が、日々の行動の統一と継続につながる。

5.他のメンバーの強みを引き出し、役割分担を明確にする

チーム内の多様な能力を把握し、適切に活かすことで、全体のパフォーマンスは最大化される。

練習メニューの分担
該当のメニューを得意な選手がコツや注意点を主導し、効率的な練習が実現する。

苦手の補完
データ分析が得意な選手が試合データを共有し、戦術理解が深まる。

声出し役の任命
元気な選手に声出し役を任せることで、全体の雰囲気が活性化する。

それぞれの強みを活かした役割分担が、全員参加型のチームを形成する。

6.リーダーが示す模範となる行動が、チーム文化の形成につながる

一貫した模範行動は、周囲に深い影響を与え、次第に文化として根付いていく。

日々の挨拶の徹底
挨拶の徹底を通じて、礼儀と敬意が日常に浸透していく。

練習態度の維持
毎回全力を尽くす姿勢が、練習の質を自然と底上げする。

責任を持つ姿勢
任された役割を最後までやりきる姿が、責任感の文化を根付かせる。

行動で示された価値観が、言葉以上にチームの未来を築いていく。

アドバイス

リーダーシップは、誰か一人に任せるものではなく、全員が担える意識と行動です。
率先して良い行動を取り、周囲に良い影響を与えることは、日々のチームの成長につながります。
困難な場面でも冷静さを失わず、仲間の力を引き出す姿勢を持つことが求められます。

個人の行動が、チームの未来を形づくる力になります。
今すぐに「誰かが」ではなく、「自分が」と考えて動き出しましょう。

この記事を書いた人

Matsuura Masahiko
Kansai University
KAISERS Football Team
LifeSkills 365 for All Kaisers related persons.

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