[46週]: [自己成長のための計画作り]
・明確な目標設定と具体的な行動計画を立て、自らの成長を主体的に推進する力を養う。
・計画を実行しながら柔軟に改善を重ね、日々の積み重ねによって大きな成果へとつなげる習慣を身につける。
・自己成長への意欲を持ち続け、自分の可能性を信じて挑戦を続ける姿勢を確立する。
46-1:自己成長のための目標を明確にする
自分の現状を正しく把握し、強みと課題を分析する。
短期、中期、長期の成長目標を明確に設定する。
スポーツ面、学業面、生活面など、多角的な成長を考慮する。
目標を「数値化」し、具体的な達成基準を設定する。
チームの目標と個人の成長が一致するように調整する。
定期的に目標を振り返り、必要に応じて修正する習慣をつける。
「自己成長のための目標を明確にする」ことを考えます。
自分自身の成長を計画的に進めていくためには、まず目標を明確に設定することが欠かせません。
技術や体力、メンタルの強化といった様々な要素をバランスよく高めていくためにも、現状の自己分析を通じて強みと課題を洗い出し、具体的かつ達成可能な目標を定める必要があります。必要性を理解し、再確認してください。
1.自分の現状を正しく把握し、強みと課題を分析する
自己成長の出発点は、自分自身を正しく理解することである。
過去の実績や失敗、日々の練習の中での感覚をもとに、客観的な自己分析を行うことが必要である。
映像分析によるプレーの確認
試合映像を見返し、自分の動きのクセや強みを洗い出す。
ポジション別のスキルチェックシート記入
各スキル項目を5段階で自己評価し、数値化して現状を見える化する。
コーチや仲間からのフィードバック収集
信頼する人物から率直な評価を受け、自分では気づかない課題を明らかにする。
2.短期、中期、長期の成長目標を明確に設定する
成長の方向性が定まったら、時間軸に応じた目標設定を行う。
短期での実現可能な目標と、将来に向けた長期的なビジョンを両立させる必要がある。
短期目標
今週の練習での課題克服
スナップ時の足運びを意識して、10回連続でミスなく実施する。
中期目標
今シーズン中の出場機会拡大
練習試合で一定の成果を出し、次の公式戦までに控えからローテーションに入る。
長期目標
4年後のキャプテン就任と全日本出場
人格・能力ともに信頼される存在として、最終学年でチームを牽引する。
3.スポーツ面、学業面、生活面など、多角的な成長を考慮する
アスリートとして成長するには、競技のスキルだけでなく、学業や生活習慣を含めた全体のバランスが重要である。
多角的な視点で目標を立てることが、自分をより強くする。
スポーツ面
ポジション理解の深化
1週間に4回、NFLや大学の映像を視聴し、戦術理解を深める。
学業面
GPA向上のための計画学習
週5日のうち3日は学業時間を確保し、講義の復習を行う。
生活面
規則正しい生活リズムの維持
22時までには就寝し、朝は決まった時間に起きて朝食を取る。
4.目標を「数値化」し、具体的な達成基準を設定する
抽象的な目標では進捗を把握しづらく、継続も難しい。
具体的な数値や条件を設けることで、モチベーションと達成感を得やすくなる。
ベンチプレスの重量を10kg増やす
3カ月以内にベンチプレスを80kgから90kgへ引き上げる。
映像視聴回数の目標設定
毎週2本の戦術動画を視聴・要約し、週末にレビューする。
日誌の記録継続回数
30日連続で練習後に自己評価を日誌に記録し、振り返りに活用する。
5.チームの目標と個人の成長が一致するように調整する
チームのビジョンと個人の目標が食い違っていては、協調性や成果につながりにくい。
個人の成長をチームの成功と連動させる視点が必要である。
チームの戦術に沿った役割理解
自分のポジションで求められているスキルを明確にし、個人練習で補う。
チーム目標を個人目標に組み込む
「リーグ優勝」に貢献するために、自分はどのスタッツを伸ばすべきかを考える。
定例ミーティングで共有する
月1回、チーム内で目標共有を行い、個人の課題をオープンにする。
6.定期的に目標を振り返り、必要に応じて修正する習慣をつける
成長は直線的ではないため、状況や成果に応じて目標を見直すことが求められる。
柔軟に振り返りを行うことで、常に最適な努力を継続できる。
月初に自己評価シートを再記入
達成度を5段階で見直し、次のアクションを調整する。
中間目標を設けて途中確認
3カ月単位の目標のうち、1カ月ごとに小目標を設定して進捗を確認する。
メンターとの定期面談で軌道修正
コーチや先輩と月1回の面談を通じて、方向性の確認と修正を行う。
アドバイス
フットボール選手としてだけでなく、人間としても成長するための計画を、自分自身の手でつくりあげていってください。
地道な積み重ねが、未来の自分を大きく変えていきます。

