8-1:コミュニケーションの基本を知る

8週目:コミュニケーションスキル
【目 標】

効果的なコミュニケーションスキルを身につけ、チームメイトやコーチとの連携を強化し、チームの成功に貢献する。
これらの項目を通じて、学生アスリートがコミュニケーションスキルを高めチームの成功に貢献しながら自分自身の成長も実感できるようにする

8-1:コミュニケーションの基本を知る
コミュニケーションの目的は「伝える」だけでなく「理解する」ことも含むことを知る。
言葉だけでなく、非言語(表情、身振り、態度)のコミュニケーションの重要性を理解する。
相手の話を最後まで聞く「アクティブリスニング」を意識する。
自分の意図を簡潔に正確に伝える練習をする。
話すときのトーンやタイミングが印象を大きく左右する。
チーム全体での良好なコミュニケーションが成功につながることを認識する。

「コミュニケーションの基本」を考えます。
コミュニケーションはチームとして一丸となって成果を出すために必要不可欠なスキルです。
単に自分の考えを「伝える」だけでなく、相手を「理解する」ことも含まれます。
このスキルを磨く事で、チームの連携が向上し競技生活や日常生活でも役立つ力を身につける事ができます。

1.コミュニケーションの目的は「伝える」だけでなく「理解する」ことも含む

コミュニケーションは自分の意見を伝えるだけではなく相手の意見や気持ちを理解することも重要である。

試合中に意見が食い違った場合、相手が何故そのように考えるのかを理解しようとする姿勢が必要である。

「話す」と「聞く」をバランスよく行うことで、相互理解が深まり、良い結果につながる。

2.言葉だけでなく、非言語(表情、身振り、態度)のコミュニケーションの重要性を理解する

人のコミュニケーションの多くは、言葉以外の要素から成り立っている

 練習中にリーダーが自信のある態度を示すとメンバーも安心して指示に従える。

表情や身振り、態度が相手に与える印象を意識し、自分の非言語コミュニケーションを改善する事が大切である。

3.相手の話を最後まで聞く「アクティブリスニング」を意識する

アクティブリスニングとは、相手の話を集中して聞き、理解しようとする積極的な姿勢のこと

話を途中で遮らず相槌を打ちながら、相手が何を伝えたいのかを考える。

相手に「自分の話をちゃんと聞いてもらえてる」と感じてもらうことで、信頼関係が深まる。

4.自分の意図を簡潔に、正確に伝える練習をする

チームメイトやコーチに自分の意見を伝える時は簡潔で正確な言葉を選ぶことが大切である。

「ここでのプレーはエイミングを正確に狙い、もっと速くするべきだと思う」など、意図を明確に伝える。

自分の考えが伝わる事で、チームの意思疎通がスムーズになる。

5.話すときのトーンやタイミングが印象を大きく左右することを学ぶ

話す内容が同じでも、トーンやタイミングが違うと相手に与える印象が大きく変わる。

緊迫した試合中には短い指示で落ち着いたトーンで話す事で相手に冷静さを伝えられる。

話すタイミングを考え、相手にとって受け入れやすい雰囲気を作ることが大切である。

6.チーム全体での良好なコミュニケーションが成功につながることを認識する

・チーム内での良好なコミュニケーションが、試合での連携や結果に直結する。

練習中に積極的に意見を出し合い、全員で目標を共有することで、スムーズな試合運びが可能となる。

チーム全員が意見を言いやすい環境を作り、互いにサポートし合う姿勢を持つ事が成功への鍵となる。

アドバイス

コミュニケーションは「話す」だけでなく「聞く」「理解する」事を含む双方向のプロセスである。
▶非言語表現やアクティブリスニングを意識する事で、相手との信頼関係が深まりチーム全体の連携が向上する。

この記事を書いた人

Matsuura Masahiko
Kansai University
KAISERS Football Team
LifeSkills 365 for All Kaisers related persons.

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