10-6:課題に向き合い、一体感を育てる

10週目:協力とチームワーク
【目 標

各自が、チーム内の協力やチームワークの重要性を理解し、個々の役割を果たしながら、チーム全体の成功に貢献する意識を育てる。
チームワークを深める為のスキルを学び、実際の練習や試合で活かす事でチームの力を最大限に引き出す。

10-6:課題に向き合い、一体感を育てる
チーム全体で解決すべき課題を見つけ、それに向き合う。
困難な状況でも協力して乗り越える姿勢を知る。
チームの一体感が試合中のパフォーマンスを向上させることを実感する。
個々の課題を共有しチームとして解決策を提案する練習。
チームで課題に挑戦する事で連帯感が強まる事を感じる。
試合中の課題を解決する為の具体的な連携を話し合う。

「課題に向き合い、一体感を育てる」を考えます。
どんなに優れたチームでも、必ず課題や困難に直面するものです。
そのような時、課題を共有し全員で解決策を見つけ出すプロセスは、チームにとって貴重な学びと成長の機会となります。
そして、この過程で培われる一体感こそが、試合中や競技生活全体での強さに繋がります。

1.チーム全体で解決すべき課題を見つけ、それに向き合う方法を考える

チーム内の問題点や改善点を見つけ、全員でその解決に取り組むことが重要である。

試合で失点が多い原因を全員で分析し、守備の連携を強化する練習方法を考える。

課題を共有する事で、全員が同じ方向に向かって努力できる。

2.困難な状況でも協力して乗り越える姿勢を知る

チームが困難に直面した時、協力して解決に向かう姿勢が一体感を高める。

試合中に主力選手が負傷した場合、他のメンバーが補完し合って乗り越える。

困難を協力して乗り越えた経験が、チーム全体の信頼と絆を強化していく。

3.チームの一体感が試合中のパフォーマンスを向上させることを実感する

一体感があるチームは試合中でも互いを信頼して連携が取りやすくなる。

ミスが起きても誰かがカバーし、「今ここに集中だぞ」と声掛けし、次のプレーに集中できる。

一体感が試合中の動きをスムーズにし、結果としてパフォーマンス向上に繋がる。

4.個々の課題を共有し、チームとして解決策を提案する練習をする

個々の選手が抱える課題を共有しチーム全体で解決策を考える時間を設けよう。

ある選手のスタミナ不足が問題であれば、練習メニューを調整して全員でサポートする。

一人の課題をチームで解決する事で、全員が互いを支える意識を持つことができる。

5.チームで課題に挑戦することで、連帯感が強まることを実感する

チーム全体で課題に挑戦するプロセスを通じ、連帯感が自然と生まれる。

次の試合までにターンオーバーを減らすという目標を全員で設定し、達成に向けて練習を行う。

課題解決に取り組む経験がチームの一体感を強固にする。

6.試合中の課題を解決する為の具体的な連携方法を話し合う

試合中に予測される課題を事前に話し合い、具体的な連携方法を決めておく。

相手チームの強力な攻撃に対し、ランストップをどのように調整するかを事前に話し合う。

準備段階の話し合いが試合中の冷静な対応を可能にする。

アドバイス

▶課題に向き合い、それを全員で解決していく過程は、チームの一体感を育てる最良の方法である。
▶課題を共有し、解決策を全員で考え、協力して行動に移すことで、チーム全体が一つにまとまっていく。
 また、一体感があるチームは試合中のパフォーマンスも向上する。
▶困難をチャンスと捉え、課題解決を通じて強い絆と連帯感を育てていこう。

この記事を書いた人

Matsuura Masahiko
Kansai University
KAISERS Football Team
LifeSkills 365 for All Kaisers related persons.

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