KAISERS FOOTBALL Life Skills 365

KAISERSの皆さんへ

 私たちは、単にアメリカンフットボールの試合で勝つことだけを目指しているのではありません。もちろん、日本一を目指して努力することは大切ですが、それ以上に大切なのは、皆さんがこれからの人生を豊かに生きるために必要なスキルや考え方を身につけることです。
 学生スポーツを通じて学べることは、身体の強化、競技による興奮、単なる技術や戦術だけではありません。ここには、人生における大切な教訓を学び、成長するチャンスがたくさんあります。

1. 礼儀とマナーの大切さ

まず最初に、礼儀やマナーについてです。
どんな場面でも、他の人に対して敬意を持って接することはとても大切です。
練習や試合だけでなく、学校生活や日常生活においても、礼儀正しく振る舞うことは、自分を尊敬される人間にするために必要な基本的なことです。
例えば、相手を思いやる気持ちを持つことで、良い人間関係を築くことができます。
このような心のありようや態度が、チームの団結力や、人間関係の構築にも大きな影響を与えます。

2. 学業とアスリートとしての両立

次に、学業の重要性についてです。
皆さんは、ただのフットボール選手ではなく、学生です。
学業をおろそかにしてはいけません。アスリートとして成功するためには、まずは知識をしっかりと身につけ、学び続ける姿勢が必要です。単位を取ることは、皆さん自身の将来に直結します。スポーツの世界においても、計画的に学び、自己管理ができる力が求められます。
学業とスポーツを両立させることは簡単ではありませんが、それによって得られる成長は必ずや大きな力となります。

3. 人間としての成長

次に、組織における各自の役割の重要性についても学びを深めましょう。
私たちのチームは、単なるスポーツ好きの集まりではなく、ひとつの組織です。組織には、ルールや仕組みがあり、それに従うことが求められます。今の時代、それを「窮屈さ」と考えることもありますが、一方で、それが大学の体育会として学生アスリートに求められる「らしさ」とも理解できます。どんな立場であっても、チームの一員としての責任があります。鍛錬を怠ることなく、仲間と協力して一緒に目標を追いかけることは、社会人として必要な力を養うための大切な経験です。
自分の役割を理解し、チームのために貢献することは、他の人と協力する力やリーダーシップを育む基盤になります。

4. ライフスキルの習得

 最後に、スポーツを通じて多くのライフスキルを学ぶことができることを理解してほしいです。
 たとえば、時間管理や目標設定、忍耐力や決断力など、これらはすべてスポーツで養えるスキルです。これらのスキルは、スポーツをしている時だけでなく、将来の仕事や生活にも役立ちます。チームでの経験を通じて、さまざまな課題に立ち向かう力が自然に身につきます。

最後に

 私たちの目標は、フットボールの試合で勝つことだけではなく、皆さん一人一人がより良い人間として成長し、これからの人生を自信を持って歩んでいけるようになることです。
 成功を収めるためには、努力や練習だけでなく、人生の基本的な考え方や心構えも必要です。

礼儀、学び、チームワーク、そしてライフスキルを大切にし、日々の活動を通じて学びましょう。
歴代のOBOGがそうしてきたように、共に頑張り、共に成長しましょう。

この記事を書いた人

Matsuura Masahiko
Kansai University
KAISERS Football Team
LifeSkills 365 for All Kaisers related persons.

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