10-5:チームの雰囲気を作る

10週目:協力とチームワーク
【目 標

各自が、チーム内の協力やチームワークの重要性を理解し、個々の役割を果たしながら、チーム全体の成功に貢献する意識を育てる。
チームワークを深める為のスキルを学び、実際の練習や試合で活かす事でチームの力を最大限に引き出す。

10-5:チームの雰囲気を作る
チーム内でポジティブな雰囲気を作るために努力する。
チームメイトを褒めたり感謝を伝える事で士気を高める。
チーム内の摩擦や対立を解決する方法を知る。
練習中や試合後にリフレクションを行い、チーム全体で振り返る時間を作る。
チームイベントや活動を通じてメンバー間の絆を深める。
全員が安心して意見を言える環境を整える。

「チームの雰囲気を作る」について考えます。
チームが成功する為には、技術や戦術だけでなく、チーム内の雰囲気も非常に重要です。
チーム全体がポジティブな雰囲気を持つ事で、個々のメンバーが能力を最大限に発揮し、全員が同じ目標に向かって進むことができます。
 この雰囲気は自然に生まれるものでなく、全員が意識的に作り上げる必要があります。

1.チーム内でポジティブな雰囲気を作るために努力する

ポジティブな雰囲気は、チーム全体の士気を高め、困難な状況でも前向きに挑戦する力を与える事ができる。

練習中に仲間を応援したり、励ましたりする言葉を積極的に使う。

▶各メンバーがポジティブな行動を心がける事で、チーム全体が明るく前向きな雰囲気になる。

2.部員同士を褒めたり感謝を伝える事で士気を高める

褒めたり感謝を伝える事は、チーム内の信頼感を強化しモチベーションを向上させる。

「素晴らしいプレーだった」
「お前のおかげでチームが助かったよ」と具体的に伝える。

▶感謝や称賛の言葉を共有する事で、全員が大切にされていると感じられる環境を作ろう。

3.チーム内の摩擦や対立を解決する方法を知る

対立や摩擦が生じた場合、適切に対処し解決することが良好なチームの雰囲気を保つために重要である。

問題が起きた際に感情的にならず、話し合いの場を設けて意見を整理する。

対立を放置せず、早めに解決することで、チームの結束力を保つことができる。

4.練習中や試合後にリフレクションを行い、チーム全体で振り返る時間を作る

◆リフレクションとは、過去の行動や思考を客観的に振り返り、自己理解や成長を目指すこと。

リフレクションは、チーム全体で自分達の行動や結果を振り返り、改善策を見つけるために役立つ。

練習後に「今日の良かった点と改善点」を全員で共有する時間を設ける。
ビデオミーティングを単なる確認作業とせず、次にどうするかを発現し、約束にする場にする。

振り返りの時間を通じて、チーム全体が成長する意識を共有できる。

5.チームイベントや活動を通じメンバー間の絆を深める

練習や試合以外の場面で絆を深める活動を行うことで、チーム内の結束力が高まっていく。

オフの日に食事会やイベントを開催し、競技以外の交流を楽しむ。

メンバー同士の絆が深まると、試合中の連携や信頼感が向上していく。

6.全員が安心して意見を言える環境を整える

チーム内で安心して意見を共有できる環境を作ることが大切である。

ミーティングで全員が発言できるよう、リーダーが意識して話を振る。

全員が自分の考えを共有できる環境が、チームの結束とパフォーマンス向上に繋がっていく。

アドバイス

▶チームの雰囲気は、全員が意識して作り上げるもの。
▶ポジティブな行動や言葉を意識し、感謝や称賛を伝えることで、信頼感と士気が高まる。
 また、対立が生じた場合は早めに解決し、振り返りの時間や絆を深める活動を通じて、チーム全体の結束力を強化しよう。
▶安心して意見を言える環境を整え、全員が居心地よくパフォーマンスを発揮できるチームを目指そう。

この記事を書いた人

Matsuura Masahiko
Kansai University
KAISERS Football Team
LifeSkills 365 for All Kaisers related persons.

コメント

コメントする

目次