11-4-1：ステイクホルダーへの感謝

11週目：感謝の気持ちを持つ
【目　標】
 感謝の気持ちを持つことで、自分自身と周囲との関係をより良くし、スポーツ活動や日常生活での成長を促す。
 競技者が自分を支えてくれる様々な人々への感謝の気持ちを深める事で、責任感や行動の質を向上させ、競技生活をより豊かなものにする意識を育てる。

11-4-1：ステイクホルダーへの感謝
 チームやプログラムを支えるスポンサーやパートナー企業（例えばお弁当提供業者）への感謝を意識する。
 自分達を応援してくれるファンや地域の人々への感謝の気持ちを考える。
 ステイクホルダーが提供してくれるリソースを理解する。
  設備、資金　サポート
 自分達の努力や成果がステイクホルダーに対する感謝の表現になると認識する。
 ステイクホルダーと接する場面で感謝の言葉をしっかり伝える練習をする。
 ステイクホルダーがチームや自分達を支えている理由や期待に応える行動を取る。

「ステイクホルダーへの感謝」について考えます。
 皆さんがに大学でアスリートとして活動できる背景には多くの人々や組織の支えがあります。
 それらの人々を「ステイクホルダー」と呼びます。
 保護者、ＯＢＯＧ、ファン、資金出資者、大学関係者応援してくれる地域の人々など、ステイクホルダーはさまざまです。
 ステイクホルダーへの感謝を持つ事は、競技生活の質を向上させるだけでなく、自分たちの責任感を高める重要な一歩です。

１．チームやプログラムを支えている支援者や企業への感謝を意識する

支援者や企業は、皆さんの活動を支援するために資金やリソースを提供くださっている。

  練習施設の整備、試合の運営、遠征費の負担。
  夕食のお弁当を用意いただいているお店。

そのおかげで皆は競技に専念できる環境を得ていることを忘れてはいけない。

２．自分たちを応援してくれるファンや地域の人々への感謝の気持ちを考える

試合会場で応援してくれるファンや地域の人々は、皆の力となっている。

  「応援しているよ」という声掛けが、試合中の励みになる。

応援してくれる人々への感謝を持つことで、自分たちの競技活動の意味をより深く感じられる。

３．ステイクホルダーが提供してくれるリソース（設備、資金、サポート）について理解する

支援者が提供してくれるものが、皆さんの競技活動を支えていることを理解すること。

  最先端のトレーニング設備、練習用ジャージの提供。

リソースを無駄にせず、大切に使う意識を持つことが感謝の一つの形である。

４．自分たちの努力や成果がステイクホルダーに対する感謝の表現になると認識する

ステイクホルダーへの最大の感謝は、競技に真摯に取り組み、成果を上げることである。

  試合で全力を尽くす、感謝の気持ちをプレーで示す。

ステイクホルダーの期待に応えることで、支援の価値を証明できる。

５．ステイクホルダーと接する場面で感謝の言葉をしっかり伝える練習をする

ステイクホルダーと直接接する機会があれば、感謝の気持ちを言葉にして伝えよう。

  「いつもお弁当をご用意いただき、ありがとうございます」と素直に伝える。

 言葉で感謝を表現する事で、支援者との絆が深まる。

６．ステイクホルダーがチームや自分たちを支えている理由や期待に応える行動を取る

ステイクホルダーが支援してくれる理由を考え、その期待に応える努力をする。

  地域社会への貢献、スポーツを通じた良い影響を与える活動。

ステイクホルダーが応援したいと思うチームやアスリートであり続けることが重要である。

まとめ

 ステイクホルダーへの感謝は、皆さんの競技活動をより充実させる鍵となる。
 支援者、応援者がいなければ、今の競技環境は成り立たないという事を忘れずに、それに対して感謝の気持ちを持とう。
 その感謝を、言葉だけでなく、競技への真剣な取り組みや行動で示すことが大切である。