12-4:柔軟なコミュニケーションを身につける

12週目:柔軟性を身につける
【目 標】
変化に対応する力や適応力を養い、競技生活や日常生活における困難、新しい状況に柔軟に対応できるようになる。
確認を通じ、柔軟性を高めるための具体的な方法を知り、実際に競技や日常生活で実践することで、困難や変化に強い自分を育てていく。

12-4:柔軟なコミュニケーションを身につける
相手の性格や状況に応じた柔軟なコミュニケーションの取り方を知る。
強い口調ではなく相手を思いやる言葉選びを意識する。
話し方や態度を相手に合わせる事で、円滑なやり取りができる事を実感する。
誤解を防ぐために柔軟に説明方法やアプローチを変える練習をする。
相手の感情に寄り添いながらも自分の意見を伝える方法を考える。
チーム内外で柔軟なコミュニケーションを取ることが信頼関係を深めることを知る。

「柔軟なコミュニケーションを身につける」を考えます。
スポーツに限らず、さまざまな場面で人と接する際、同じ言葉や態度がすべての人に効果的とは限りません。
相手の性格や状況に応じて言葉や態度を調整する力、つまり柔軟なコミュニケーション能力を持つことで、信頼関係を深め、チームや周囲の人々との協力が更にスムーズになります。

1.相手の性格や状況に応じた柔軟なコミュニケーションの取り方を知る

人にはそれぞれ異なる性格や状況がある。

練習中にミスをした後のメンバーには、励ましの言葉を選び、次の集中を促す。
試合前の緊張した場面では、静かにサポートする。

相手に合わせたコミュニケーションが、円滑な関係の鍵となる。

2.強い口調ではなく、相手を思いやる言葉選びを意識する

言葉は力を持っていますが、使い方を誤ると誤解や衝突を生むもの。

「何でできなかったんだ」ではなく「次はどうしたら良くなるか一緒に考えよう」という言い方を選ぶ。

思いやりのある言葉を使うことで、相手が安心し、前向きな気持ちになれる。

3.話し方や態度を相手に合わせることで、円滑なやり取りができることを実感する

・話し方や態度を調整する事で相手との距離感が縮まる。

静かなメンバーには穏やかなトーンで話しかけ、エネルギッシュなメンバーには活気ある態度で接する。

相手に合わせたアプローチが、コミュニケーションをスムーズにすることを知る。

4.誤解を防ぐために、柔軟に説明方法やアプローチを変える練習をする

一度の説明で伝わらない場合、異なる方法で説明する柔軟性や工夫が必要である。

戦術の説明が伝わらないとき、言葉だけでなく図を使って説明する。
相手選手の立場、目線になって説明してやる。

誤解を防ぐための工夫が、相手の理解を深める。

5.相手の感情に寄り添いながらも、自分の意見を伝える方法を考える

相手の感情を無視せず自分の意見を丁寧に伝える事が重要である(同時にテクニックが必要である)。

試合後に意見を言う場合、「今日は大変だったけど、次はこうすると更に良くなると思う」と前向きな意見を添える。

感情に寄り添いながら伝える事で、相手が受け入れやすくなる。

6.チーム内外で柔軟なコミュニケーションを取ることが信頼関係を深めることを知る

チーム内外の関係者とも柔軟にコミュニケーションを取ることで、信頼関係が築ける。

練習相手チームや審判とも、礼儀正しく柔らかい態度で接する。

柔軟な姿勢を持つ事で、競技生活全般での協力体制が強化される。

アドバイス

柔軟なコミュニケーション能力を持つことで、相手の性格や状況に応じて適切に対応し、信頼関係を深めることができる。
また、思いやりや相手への配慮を持ちながら自分の意見を伝えることで、チームの雰囲気や成果にポジティブな影響を与えられる。

この記事を書いた人

Matsuura Masahiko
Kansai University
KAISERS Football Team
LifeSkills 365 for All Kaisers related persons.

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