13-2：成功体験を振り返る

13週目：目標の振り返りと修正
【目　標】
 これまで取り組んできた目標を振り返り、達成状況を確認し、必要に応じて目標や行動計画を修正する力を養う。
 これまでの目標達成の振り返りから得た教訓をもとに、新たな目標を修正・設定し、実践可能な行動計画を再構築します。

13-2：成功体験を振り返る
 達成した目標について具体的な行動や考え方を振り返る。
 成功体験から得た教訓を他の目標達成にどう活かせるか考える。
 チームやコーチ、家族の支援が成功にどのように役立ったかを整理する。
 成功の要因をチームメイトと共有し、更なる成功への基盤を築く。
 自分の成功を言葉にして伝える練習をする。
 成功体験を振り返り、今後の目標に向けモチベーションを高める。

「成功体験を振り返る」ことを考えます。
 過去の成功体験を振り返ることで、自分の行動や考え方のどこが良かったのかを明確にし、次の目標に活かす方法を学びます。
 成功には必ず理由があり、それを理解する事で成長の基盤をさらに強固にできます。

１．達成した目標について具体的な行動や考え方を振り返る

達成した目標を振り返り、どのような行動や思考が結果に結びついたかを分析する。

  コンディを継続することで、体力に余裕が出来、試合で全力でプレーし続けることができた。
  自分の体力に向き合い、集中力の低下を予見し、不用意な反則等をなくすことができた。
  コーチのアドバイス聞き、ランスルーを繰り返し試合で完璧なブリッツピックアップが出来た。
  チーム全員で目標を共有した結果、一致団結した総力戦で関関戦に勝った。

行動を思考を冷静に分析することで、次の行動の改善につなげることができる。

２．成功体験から得た教訓を他の目標達成にどう活かせるか考える

成功体験で得た教訓を次の目標達成にどう応用できるかを考える。

  一つの目標に集中した結果、成果が出たことを応用し、他の課題にも優先順位をつける。
  チーム内での役割分担が成功につながったことを次の試合準備でも徹底する。
  試合前にメンタルを整えた結果、冷静にプレーできた方法を他の試合でも取り入れる。

成功体験を自分のモノにするために、体験を可視化して再現する行動が重要である。

３．チームやコーチ、家族の支援が成功にどのように役立ったかを整理する

自分の成功が周囲の支援によって支えられていた事を整理し、感謝の気持ちを持つ。

  チームメイトの励ましが練習の継続につながった。
  コーチが試合前に具体的な戦術を説明してくれたおかげで、迷わず行動できた。
  家族が生活面を支えてくれたおかげで、競技に集中できた。

整理の中では、心象（気持ちが入ったもの）と事象（事実の積み重ね）があるが、両方を込みで状況を整理してみる。

４．成功の要因をチームメイトと共有し、さらなる成功への基盤を築く

成功の要因をチームで話し合い、次の試合や目標に向けた準備に役立てる。

  チーム全員が互いに信頼し合って役割を果たしたことで、連携が取れた試合を振り返る。
  ミーティングで目標を共有した結果、全員が一丸となって動けた事例を分析する。
  成功体験を新入生や後輩に伝え、チーム全体のモチベーションを向上させる。

この要因の整理が、KAISERSらしさを考えるきっかけにつながると理解する。

５．自分の成功を言葉にして伝える練習をする

自分の成功体験を言葉で表現し、他の人にも分かりやすく伝える練習をする。

  「チームで声を掛け合う習慣が、試合中の冷静な判断に繋がった」と説明する。
  練習中に集中力を保てた理由を具体的に挙げ、次の課題にどう応用するかを話す。
  成功した要因を短いスピーチ形式で発表し、他のメンバーと共有する。

成功体験を感覚だけで再現するのは難しい、言語化することで明確になることもある。

６．成功体験を振り返り、今後の目標に向けたモチベーションを高める

過去の成功を振り返り、自分の強みを再確認する事で次の挑戦への意欲を高める。

  試合中に冷静な判断ができた自分を振り返り、「次も同じ集中力を発揮しよう」と考える。
  前回の試合での成功体験を糧に、新しい技術に挑戦する意欲を持つ。
  チームとして目標を達成した経験から、次の試合でも一丸となった成功を目指す。

 なぜ、それが出来たのかも振り返ってみる。
 成功体験を再現するためには、振り返りと言語化、再現を試みる姿勢が大切である。

アドバイス

 成功体験を振り返ることで、自分の行動や考え方の良い部分を再確認し、それを次の目標達成に活かす事ができる。
 成功の背後には周囲のサポートや自分の努力が、必ず存在する。
 その事実を認識し、さらに成長するためのステップとして次の挑戦に向かおう。