13-3:課題を洗い出す

13週目:目標の振り返りと修正
【目 標】
これまで取り組んできた目標を振り返り、達成状況を確認し、必要に応じて目標や行動計画を修正する力を養う。
これまでの目標達成の振り返りから得た教訓をもとに、新たな目標を修正・設定し、実践可能な行動計画を再構築します。

13-3:課題を洗い出す
達成できなかった目標や課題について詳細に分析する。
障害となった具体的な要因を挙げる。
スケジュール管理の甘さ、集中力の欠如
チーム全体の課題も含めて振り返り改善点を考える。
自分の弱点や改善すべきスキルを明確にする。
失敗したことから学べる教訓をまとめる。
課題を他者のせいにせず、自分ができる改善策を考える。

「課題を洗い出す」について考えます。
目標を達成できなかった理由を明確にし、改善につなげる力を養うことが重要です。
課題を客観的に分析し、技術・メンタル・環境など多角的な視点で原因を探ることが求められます。
単なる失敗として終わらせるのではなく、次の成長につなげるために、自己反省と具体的な対策を考える力を鍛えよう。
チーム全体の課題も共有し、協力して解決策を模索する姿勢が大切です。

1.達成できなかった目標や課題について、詳細に分析する

まず、達成できなかった目標や困難に感じた点を具体的に書き出してみる。

✅ 練習の時間が足りず、新しい戦術を十分に練習できなかった。
✅ 試合でミスを繰り返し自信を失ってしまった。
✅ 試験勉強とトレーニングの両立ができず、集中力が分散してしまった。

2.障害となった具体的な要因を挙げる

なぜ課題が生じたのか、具体的な要因を洗い出す。

✅ スケジュール管理が不十分で、トレーニング時間を確保できなかった。
✅  試合前の準備不足により、緊張をコントロールできなかった。
✅ チーム内でのコミュニケーション不足が、試合中の連携ミスにつながった。

3.チーム全体の課題も含めて振り返り、改善点を考える

個人だけでなく、チーム全体の課題についても考察してみる。

✅ チームとして試合中に役割分担が不明確だったため、攻守の切り替えが遅れた。
✅ 試合後の反省会で具体的な改善策を話し合う時間が不足していた。
✅ チーム全員が目標を十分に共有できておらず、練習の方向性がばらついていた。

4.自分の弱点や改善すべきスキルを明確にする

課題を通じて、自分が特に改善すべき点を明確にする。

✅ フィジカル面のスタミナ不足を補うため、ランニングトレーニングを増やす。
✅ 試合中に冷静さを欠いたため、メンタル強化の方法を学ぶ。
✅ ランディフェンスのホールの詰めが甘いため、練習で重点的に強化する。

5.失敗したことから学べる教訓をまとめる

失敗をポジティブに捉え、次に活かすための教訓を考える。

✅ 「準備が全て」という教訓を得て、次回は時間をかけて準備する意識を持つ。
✅  チームの目標を事前に共有し、全員で同じ方向を向く重要性を学ぶ。
✅  ミスを恐れず、チャレンジする精神が必要だと気付いた。

6.課題を他者のせいにせず、自分ができる改善策を考える

他者ではなく、自分の行動で解決できる方法を見つける。

✅ 練習の時間を増やすために、日々のスケジュールを見直す。
✅  コーチや先輩にアドバイスを求め、自分の弱点を具体的に把握する。
✅ チーム内でリーダーシップを発揮し、次回の試合に向けた計画を提案する。

アドバイス

課題を明確にすることは、成長への第一歩である。
自分がコントロールできる範囲で改善策を実行し、次の目標達成に向けて進んでいこう。
チーム全体でも課題を共有し、全員で解決に向けたアプローチを考えることが重要である。
この振り返りを通じて、さらに大きな成功を掴む準備を整えていこう。

この記事を書いた人

Matsuura Masahiko
Kansai University
KAISERS Football Team
LifeSkills 365 for All Kaisers related persons.

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