17-7:成功イメージを共有する

17週目:モチベーションを維持する方法
【目 標】
モチベーションを維持することは、競技力向上と長期的な成功に不可欠である。
目標設定をすることが当たり前のポジティブな環境づくり、フィードバックの活用、自己成長の実感など、持続的にやる気を高める方法を理解する。
休息の重要性を理解し、適切なリフレッシュを行うことで、メンタルとフィジカルのバランスを整える。
さらに、成功イメージを明確にし、チーム全体で共有することで、一体感を高め、日本一を目指すための意識を醸成することを狙いとする。

17-7:成功イメージを共有する
チーム全体で目標達成後の成功イメージを話し合う。
チャンピオンシップでの勝利を想像し、それが自分にとって何を意味するかを考える。
チーム全員で成功体験を共有し、士気を高める。
試合に勝利することで得られる達成感を思い描く練習をする。
成功を祝う場をチームで計画し、モチベーションをさらに高める。
自分たちが日本一になる未来を描き、行動に繋げる。

「成功イメージを共有する」について考えます。
モチベーションを維持するためには、個人だけでなくチーム全体で成功イメージを共有することが重要です。勝利の瞬間や成長した自分を思い描くことで、目標達成への意欲が高まり、日々の努力の意味を明確にできます。チーム全員が共通の成功像を持つことで、一体感が生まれ、勝利への道のりを共に歩む覚悟を生むことができます。

1.チーム全体で目標達成後の成功イメージを話し合う

成功を明確にイメージし、それをチーム内で共有することで、全員が同じ方向を向くことができる。
チームとしてどのような未来を目指すのかを話し合うことで、個々の選手が自分の役割を認識し、モチベーションが向上する。

ミーティングで「優勝した瞬間にどのような気持ちになるか」を各自で書き出し、共有する。
過去優勝経験を持つ選手・OBOGに話を聞き、実際の成功体験をチームとして具体的に想像する機会を作る。
シーズン終了後に理想の自分がどうなっているかをチーム全員で発表し合う。

チーム全体が同じ成功イメージを持つことで、一体感が強まり、日々の努力の意味がより明確になる。

2.全日本選手権での勝利を想像し、それが自分にとって何を意味するかを考える

チームの目標である「日本一」が個人にとってどのような価値を持つのかを考えることで、目標達成への意識がより高まる。
勝利の瞬間の感情をリアルに想像することで、日々の練習にも集中力が増す。

試合前のロッカールームで「優勝が決まった瞬間、誰とどんな風に喜びたいか」を想像し、チームで共有する。
過去に優勝経験のあるチームの選手・OBOGから「勝利の瞬間の気持ち」を聞き、それを自分に置き換えて考える。
試合前のウォームアップ中に、試合に勝った後のエール交換の場面を想像しながら自分を奮い立たせる。

勝利の瞬間を具体的にイメージすることで、試合や練習へのモチベーションが大きく向上し、集中力も増す。

3.チーム全員で成功体験を共有し、士気を高める

成功体験を共有することで、個人の成長を認識し、チーム全体の士気を高めることができる。
試合や練習での良いプレーを称え合う文化を作ることで、ポジティブな雰囲気が生まれ、モチベーションの向上につながる。

試合後のミーティングで、各選手が「今日の試合で良かったプレー」を発表し合う。
練習後、選手同士で「今日成長を感じたポイント」を1つずつ共有し、互いに称え合う。
チームのSNSで試合の成果や選手の成長エピソードを発信し、ポジティブな雰囲気を醸成する。

成功体験を共有することで、個々の成長を実感し、チーム全体のモチベーションが向上する。

4.試合に勝利することで得られる達成感を思い描く練習をする

試合に勝ったときの達成感や喜びを事前にイメージすることで、試合本番に向けた集中力が高まり、勝利への執着が強くなる。メンタルの強化にもつながる。

試合前のウォーミングアップで、「試合後にどんな喜び方をするか」をイメージする時間を作る。
試合映像を見ながら、勝利後のインタビューで何を話すかを考え、自分の成功を具体的に想像する。

勝利の達成感をリアルに思い描くことで、試合に対する集中力とモチベーションが高まる。

5.成功を祝う場をチームで計画し、モチベーションをさらに高める

目標を達成した際に、それを祝う場を設けることで、達成感を最大限に味わい、さらなる成長へとつなげる。
成功をしっかりと祝うことで、次の目標への意欲が高まる。

試合後に「MVP選手の発表」や「ベストプレーの振り返り」を行い、選手の努力を称える場を作る。
シーズン終了後、チーム全員で成功を振り返る食事会を開き、目標達成の喜びを共有する。

成功を祝う場を作ることで、達成感を最大化し、次の目標に向けたモチベーションをさらに向上させる。

6.自分たちが日本一になる未来を描き、行動に繋げる

「日本一になる」という大きな目標を具体的にイメージし、そのために必要な行動を明確にする。
目標が現実的に感じられるほど、日々の努力に対する意味が強まる。

チームミーティングで「日本一になった時の姿」など、実際の未来を想像する。
過去の日本一チームのストーリーを学び、自分たちの未来像と重ねて考える。

「日本一」という目標を現実的に感じることで、日々の努力がより意義あるものとなり、行動の質が向上する。

アドバイス

成功のイメージを具体的に共有することは、チームの一体感を高め、日々の練習や試合への意識を大きく変える力があります。自分自身の目標だけでなく、チーム全体としての「勝利」という未来を思い描くことで、仲間との結束力がより一層強まります。日本一になった瞬間の感情や、その過程で得られる達成感を心に描き続けることは、困難な局面でも心を奮い立たせる原動力になります。
モチベーションを維持し続けるためにも、定期的に成功のイメージを振り返り、それを実現するための行動に結びつけていきましょう。「想像できる未来は、必ず現実にできる」その信念を胸に、全員で高みを目指して進み続けましょう。

この記事を書いた人

Matsuura Masahiko
Kansai University
KAISERS Football Team
LifeSkills 365 for All Kaisers related persons.

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