1-1: 目標と目的の違いを理解する

1週目:目的設定・目標達成の大切さ
目 的:
目的と目標を明確に区別し、自分が何のために努力するのかを理解する。
目標を具体化し、それに向け計画を立てることで、効率的かつ着実に成果を上げる方法を確認する。

1-1: 目標と目的の違いを理解する
「目標」は、具体的で測定可能な短期的な達成基準
  例:試験で90点を取る
「目的」は、長期的で抽象的な意味を持つ動機
  例:自分の知識を深めるため

目標は目的を達成するためのステップである。
目標は「具体的」
目的は「広範的」で方向性を示すもの。

「チームで優勝する」(目標)
       ▼▲
「仲間と協力し、競技を通じて成長する」(目的)

目的を常に意識し、目標を設定することで効果的に進む方法を学ぶ。

目標と目的の違い

◆目標=そのための具体的なステップ(どうやるのか)

フットボールで学生日本一になること(目標)
目標は「具体的に達成したいこと」や「今取り組むべきこと」です。

例:
「今シーズン、チームで日本一になる」
「毎日練習を日替わりリーダーが発言する」
「まずこの山道を登る。次は休憩所まで歩く」

これは達成できるかどうかがはっきり分かる、具体的な目標です。

◆目的=遠くの目的地(なぜやるのか)

豊かな人生を送ること(目的)
目的は「なぜそれをするのか」という大きな理由や意味を指します。

例:
「人生で成長し、仲間と素晴らしい経験を積みながら豊かな人生を送りたい」
「スポーツを通じて成長し、仲間と協力して人生をより豊かにする」
「美しい景色を見るために山の頂上に登りたい」

これは長い時間をかけて目指す、人生全体の方向性です。

★ 目標は、目的を達成するための「手段」

「目的」は大きなゴール、
 ▶「なぜ頑張るのか?」を教えてくれる。
「目標」はそのための具体的なステップ、
 ▶「何をすればいいか?」を教えてくれる。

「目的」があるからこそ、
「目標」に向かって努力する意味が見えてくる。

▶みんなも
「なぜスポーツを頑張るのか?」という目的と「そのために今やるべきことは?」という目標を考えてみてください。これを分けて考えられるようになると、もっと成長できるはずです。

この記事を書いた人

Matsuura Masahiko
Kansai University
KAISERS Football Team
LifeSkills 365 for All Kaisers related persons.

目次