22週目：他者に影響を与える力
【目 標】
・他者に良い影響を与えるためのリーダーシップや共感力を理解し、チームの結束を強める。
・コミュニケーションやフィードバックを活用し、チームメイトの成長とモチベーション向上を促す。
・自ら模範となる行動を取り、チーム全体の士気を高め、目標達成に貢献する。
22-1：リーダーシップの本質を理解する
リーダーシップは「支配」ではなく「奉仕」であることを知る。
チームの目標を共有し、全員の意識を一つにまとめる力を考える。
自分の行動がチームメイトに与える影響を意識する。
信頼関係を構築することで、自然とリーダーとしての影響力が生まれる。
コーチや先輩のリーダーシップから学び、自分のスタイルを考える。
試合中にリーダーシップを発揮する具体的な場面を想定する。
「リーダーシップの本質を理解する」について考えます。
リーダーシップとは、単なる指示や命令ではなく、チームの目標を達成するために仲間を導く力です。優れたリーダーは、支配するのではなく、チームのために尽力し、信頼を築くことで影響力を持ちます。フットボールでは、プレーだけでなく、日々の行動や言動がチームに影響を与えます。自身のリーダーシップスタイルを考え、試合や練習の中で実践することが重要です。
１．リーダーシップは「支配」ではなく「奉仕」であることを知る
リーダーシップは他者を支配するものではなく、チームの成功のために尽力する姿勢である。
チームメイトの成長を支え、最善の環境を整えることが本来のリーダーの役割である。
・各リーダーが試合前に全員の意見を聞き、不安を解消する時間を設ける。
・練習後に自ら率先して後片付けを行い、周囲に協力を促す。
・ミスをした後輩にアドバイスをし、次のプレーに集中できるよう励ます。
２．チームの目標を共有し、全員の意識を一つにまとめる力を考える
リーダーの役割の一つは、チームの目標を明確にし、全員の意識を統一することである。
目標を共有することで、個々の役割が明確になり、一人ひとりが責任を持って行動できるようになる。
・シーズン開始時に「優勝」という目標を全員で話し合い、具体的な達成方法を決める。
・試合前に全員で掛け声を合わせ、士気を高める。
・選手だけでなく、スタッフやマネージャーとも目標を共有し、チーム全体で同じ方向を向く。
３．自分の行動がチームメイトに与える影響を意識する
リーダーの行動は、チーム全体に影響を与える。
良い行動は周囲を鼓舞し、悪い行動はチームの士気を下げる。
自分の言動がチームにどのような影響を与えるのかを常に意識し、模範となる行動をとることが重要である。
・試合で苦しい状況でも、リーダーが前向きな声掛けをすることで、チームの士気が上がる。
・練習中に怠慢な態度を取ると、周囲のモチベーションも下がってしまう。
・リーダーが率先して筋力トレーニングを行い、努力する姿を見せることでチーム全体が刺激を受ける。
４．信頼関係を構築することで、自然とリーダーとしての影響力が生まれる
信頼されるリーダーは、チームのメンバーと深い関係を築いている。
信頼関係があるからこそ、リーダーの言葉に重みが生まれ、チームメイトが指示に従いやすくなる。
・日頃から積極的にチームメイトとコミュニケーションを取り、関係を深める。
・ミスを責めるのではなく、解決策を一緒に考える姿勢を見せる。
・困っているチームメイトに声をかけ、必要なサポートをする。
５．コーチや先輩のリーダーシップから学び、自分のスタイルを考える
リーダーシップの形は一つではなく、各個人に合ったスタイルがある。
優れたリーダーの行動を観察し、自分に合ったリーダーシップの在り方を学ぶことが重要である。
・過去のキャプテンの行動を振り返り、良かった点を自分のリーダーシップに取り入れる。
・コーチが選手にどのように接しているかを観察し、効果的な声掛けの方法を学ぶ。
・自分が尊敬するアスリートのリーダーシップスタイルを研究し、実践してみる。
６．試合中にリーダーシップを発揮する具体的な場面を想定する
リーダーシップは練習や試合の中で発揮される。
試合中にどのような場面でリーダーシップが求められるのかを考え、具体的な行動を想定することで実際の試合で適切な判断ができるようになる。
・試合終盤で点差がある状況でも、チームを鼓舞し、最後まで諦めない姿勢を示す。
・プレーがうまくいかないときに、焦らず冷静に作戦を修正する。
・相手チームが勢いづいたときに、声を出してチームの士気を高める。
アドバイス
周囲を動かす力は、他人に求めるのではなく、自分の内側から育てていきましょう。
