2-3:優先順位をつける方法を知る

2週目:時間管理の基本
目 的:

時間という限られた資源を効率よく活用し競技と学業の両立を図る方法を知る。
スケジュールを立てる力や優先順位を決める術を確認する。

計画通りに進まない場合の対処力や目標達成に向けた持続的な努力について考える 

2-3:優先順位をつける方法を知る
やるべきことを「重要」と「緊急」に分けて考える。
大事なことから始める習慣を身につける。
学業、スポーツ、家族時間などのバランスを考える。
「やりたいこと」と「やるべきこと」の違いを理解する。
優先順位のチェックリストを作る方法を知る。

「優先順位をつける方法」について考えます。
時間は限られているので、やるべきことを全部こなそうとすると、かえって効率が悪くなったり、疲れてしまったりします。
だからこそ、何から始めるべきか、何を後回しにできるかを考える優先順位が大事です。

1.優先順位をつける意味

▶すべてを同時にやろうとすると疲れる。
 限られた時間の中で、大事なことをまず片付けることで、ストレスが減り、達成感が得られます。

▶大切なことを忘れないようにする。
 優先順位が決まっていると、やるべきことをしっかり覚えていられます。

2.優先順位をつける方法

「重要」と「緊急」を分ける

重要なこと:
将来に影響を与える大切なこと。

▶試合の準備、宿題、練習

・緊急なこと:
すぐに対応しなければいけないこと。

▶試合当日のユニフォームの確認

やるべき順番のポイント:
▶重要かつ緊急なこと。
▶重要だが緊急ではないこと。
▶緊急だが重要ではないこと。
▶どちらでもないことは後回し!

やるべきことを「大事さ」で分ける
学業>スポーツ>遊びというように、長期的な目標に近づくものを優先。

▶課題をやらないと成績に影響するので最優先。
▶練習、最後に友達と遊ぶ時間。

やりたいこととやるべきことを分ける
やりたいこと:ゲームやSNS、遊びなど。
やるべきこと:宿題、練習、体調管理など。

「やるべきこと」を優先してから
「やりたいこと」を楽しむのが理想。

チームや家族を考えた優先順位
チームメイトや家族に迷惑がかかる事を優先的に取り組む。

▶チームの練習時間には遅刻しない。
▶家の手伝いや約束も大切。

大きなタスクを小さく分ける
大きな仕事を後回しにすると時間が足りなくなります。

「1週間分の練習メニュー作成」を「1日1つのメニューを書く」と分けて取り組む。

自分の力でできることを優先する
他の人の助けを待たなくても自分で進められることから始める。

誰かに頼む前に、自分でできる練習メニューを進める。

3.チームでの具体例

▶試合前の優先順位:ユニフォームや道具の準備(緊急かつ重要)
▶試合で必要なスキル確認(重要)
▶試合後の予定を確認(緊急だが重要ではない)
▶SNSやテレビ(どちらでもない)

今日から実践できること
今日やるべきことをリストに書き出してみよう。
そのリストを「重要」「緊急」で分けて、どの順番でやるか考える習慣をつける。

優先順位をつけることで、時間を効率よく使い、成果を出すことができます。
大事なことを見逃さず、今できる最善の行動を考えよう。

この記事を書いた人

Matsuura Masahiko
Kansai University
KAISERS Football Team
LifeSkills 365 for All Kaisers related persons.

目次