[31週]: [周囲に良い影響を与える]
・チーム内外において、ポジティブな言動や感謝の姿勢を通じて良好な影響を与える力を養う。
・困難な状況においても冷静に対処し、周囲を鼓舞するリーダーシップを発揮する資質を身につける。
・影響力のある行動を通じて、個人の成長とチーム全体の価値向上を同時に実現する意識を確立する。
31-4:チームワークを高める
個人の成功ではなく、チーム全体の成功を優先する考え方を学ぶ。
試合中にチームメイトをサポートし、助け合う意識を持つ。
ポジションの違いを超えて、チーム全体での連携を大切にする。
役割分担を理解し、それぞれの強みを活かせるように協力する。
自分がリーダーでなくても、チームワークを向上させる行動をとる。
チームの結束力を高めるイベントや交流の機会を積極的に活用する。
「チームワークを高める」ことを考えます。
フットボールは、個人のパフォーマンスだけで勝つことはできません。
すべてのポジションが連携し、互いを補い合うことで、初めてチームとしての力が発揮されます。
チームワークの重要性とそれを高めるための具体的な行動について理解を深め、仲間との関係性を見直すきっかけにしましょう。
1.個人の成功ではなく、チーム全体の成功を優先する考え方を学ぶ
個人の活躍にとらわれず、チーム全体の勝利を第一に考える姿勢が、組織力を強化する。
WRが自身の記録よりブロックを優先する
自身のレシーブよりも仲間のランを成功させるために徹する。
下級生が出場機会が少なくても全力でサイドラインから声援を送る
チームの一体感を支える姿勢が評価される。
交代要員としての出番でも役割に徹したGLメンバー
限られた時間でもチームの流れを切らさない。
2.試合中にチームメイトをサポートし、助け合う意識を持つ
仲間の動きに目を配り、声かけやフォローで支え合う行動が、試合中の連携を深める。
QBがパスミスにすぐ声をかけた
責めるのではなく次に向かわせた言葉が味方を立て直す。
LBが仲間のミス直後に背中を叩いて励ました
試合中の落ち込みを最小限に留めることができる。
OLが視界の外の相手に気づき仲間にブロックを指示した
危機を回避し、プレーの成功率を高めることができる。
3.ポジションの違いを超えて、チーム全体での連携を大切にする
ポジションの枠を越えて互いを理解し、連携することが組織としての完成度を高める。
OLとQB、WRが練習後に投げるエリアや注意点をを共有
プレッシャーへの理解がパスルートの成功率を上げる。
ディフェンスとキッカーが練習時間を調整して協力
スペシャルチームの精度向上に貢献できる。
トレーナーとDLがケア方法を対話で最適化
怪我予防とパフォーマンス維持を両立させる。
4.役割分担を理解し、それぞれの強みを活かせるように協力する
全員が自分の役割を果たすとともに、他者の強みを認め合うことで、チーム全体のパフォーマンスが最大化される。
プレーブックの整理を引き受けたアナライズスタッフ
スタッフの働きがプレイヤーの理解を助ける。
キックオフチームの裏方を引き受けた4回生の姿勢
出番の少ないユニットでも責任を果たすことが大切である。
QBがアナライズスタッフと連携して試合データを活用する
情報活用で判断力が向上する。
5.自分がリーダーでなくても、チームワークを向上させる行動をとる
役職に関係なく、チームの雰囲気を良くする姿勢と行動が、全体の士気を高める力となる。
控えの上級生が下級生に自主練を呼びかけた
積極的な関わりが練習文化の定着に貢献していく。
2回生が集合時間前に余裕を持って道具をそろえた事で皆がビフォーに取り組めた
小さな配慮がチームの秩序感を高める。
LINEで試合に向けて相手の注意点と味方への期待を送ったスタッフ
士気の維持に貢献したサポート行動を継続する。
6.チームの結束力を高めるイベントや交流の機会を積極的に活用する
試合や練習以外の場での関わりが、信頼関係を深め、チームワークの土台を築く。
学年を超えた食事会を企画する
立場を超えた会話が関係性を滑らかにする。
チームとしてオフ日に施設清掃実施する
共同作業が連帯感を強める。
卒業生との交流会で後輩へのメッセージを伝える
チームの歴史と絆を深めるきっかけとなる。
アドバイス
誰かのために動く姿勢が、やがて自分の成長にもつながります。
互いを支え合い、信頼し合うチームの一員として、自らできることから行動していきましょう。

