[31週]： [周囲に良い影響を与える]
・チーム内外において、ポジティブな言動や感謝の姿勢を通じて良好な影響を与える力を養う。
・困難な状況においても冷静に対処し、周囲を鼓舞するリーダーシップを発揮する資質を身につける。
・影響力のある行動を通じて、個人の成長とチーム全体の価値向上を同時に実現する意識を確立する。
31-5：他者を励ます力を養う
チームメイトが困難に直面したとき、励ましの言葉をかける習慣をつける。
ミスをした仲間に前向きな言葉をかけ、切り替えを促す。
試合中にチームが劣勢になったときに、鼓舞する役割を果たす。
普段からポジティブな姿勢を示し、周囲のモチベーションを高める。
後輩や新しいメンバーが成長できるよう、適切なサポートをする。
励ます力を身につけることで、自分自身のメンタルも強くする。
「他者を励ます力を養う」ことを考えます。
他者を励ます力は、チーム全体の雰囲気や一体感に大きな影響を与えます。
仲間が困難に直面しているとき、ミスをしたとき、そして試合の流れが悪いときに前向きな声かけをすることは、勝利を引き寄せる重要な要素です。
他者を鼓舞する力がチーム全体を前進させ、自分自身の成長にもつながることについて理解を深めましょう。
１．チームメイトが困難に直面したとき、励ましの言葉をかける習慣をつける
困難にある仲間に寄り添い、励ましの言葉をかける姿勢は、信頼と安心感を生むチーム文化の土台である。
ケガで練習に参加できない仲間に毎日声をかける
孤立感を減らし、リハビリへの意欲を高める。
試合に出られなかったエースに寄り添ったスタッフ
ベンチでも価値ある存在であると伝える。
上級生が学業と両立に苦しむ後輩を気遣う
先輩の声が継続の動機となる。
２．ミスをした仲間に前向きな言葉をかけ、切り替えを促す
誰にでもミスはある。重要なのは、その後の対応である。
励ましが切り替えのきっかけとなる。
QBがパスを落としたWRに「次、頼むぞ」と声をかける
信頼を示すことで気持ちが立て直される。
反則後に「大丈夫、切り替えよう」と目を見て声掛けをする
チームとしての一体感が生まれる。
サイドラインで下を向いた選手に笑顔で声をかける
緊張がほぐれ、次のプレーに集中できる。
３．試合中にチームが劣勢になったときに、鼓舞する役割を果たす
劣勢の場面こそ、リーダーシップが問われる。声の力で流れを変えることもできる。
得点を許した直後に円陣で巻き返しを誓って叫んだリーダー
一言が全員の表情を変え、プレーに集中を戻すことができる。
ハドル内で笑顔を絶やさず鼓舞しつづける
明るさが守備全体に余裕をもたらす。
控えメンバーがベンチから声を出し続ける
スタメンの背中を後押しし、士気を保つことができる。
４．普段からポジティブな姿勢を示し、周囲のモチベーションを高める
日常的な態度が、周囲の空気をつくる。ポジティブな姿勢は、連鎖的に広がる。
マネージャーが練習前に笑顔で挨拶する
和やかな雰囲気が緊張を和らげる。
１年生が自分の課題に前向きに取り組む
周囲にも良い刺激を与える。
学生スタッフが常に肯定的な言葉で会話する
チーム内に安心感が広がる。
５．後輩や新しいメンバーが成長できるよう、適切なサポートをする
励ましは、精神的な支えだけでなく、技術や知識の継承を含むものである。
上級生がパート練習で1対1で丁寧に教える
的確な助言が後輩の自信につながる。
上級生が練習後にフォーム確認を手伝う
フィードバックが早期成長を促す。
主務が新入生からの質問に常に答える姿勢をみせる
チームに安心感をもたらす。
６．励ます力を身につけることで、自分自身のメンタルも強くする
他者を励ます行為は、実は自分自身の内面にも良い影響をもたらす。
仲間を支える言葉を探すうちに、自分の考えが整理される
自己認識が深まり、判断が冴えていく。
チームメイトを元気づけることで前向きになれる
落ち込む時間が減り、集中が継続できる。
試合前に励まし役を担うことで緊張が和らぐ
声を出すことで気持ちが切り替わる。
アドバイス
励ます力は、誰もが身につけることのできる貴重なスキルです。
仲間の気持ちを支える言葉や態度は、時に技術以上の力を発揮します。
チームが苦しいときこそ、各自からの声が必要です。
自分のためだけでなく、周囲のために声を出し、支え合う関係を築いてください。
