[31週]: [周囲に良い影響を与える]
・チーム内外において、ポジティブな言動や感謝の姿勢を通じて良好な影響を与える力を養う。
・困難な状況においても冷静に対処し、周囲を鼓舞するリーダーシップを発揮する資質を身につける。
・影響力のある行動を通じて、個人の成長とチーム全体の価値向上を同時に実現する意識を確立する。
31-6:リーダーシップを発揮する
周囲に良い影響を与えるために、リーダーシップの重要性を理解する。
試合中や練習中に、自然とリーダーシップを発揮できる場面を探す。
先輩やコーチのリーダーシップを観察し、学ぶ。
状況が悪いときこそ、リーダーとしてチームを落ち着かせる。
自分の強みを活かし、周囲の選手を支える方法を考える。
リーダーでなくても、チームを良い方向に導く行動をとる。
「リーダーシップを発揮する」ことを考えます。
リーダーシップは特定の立場の人だけが発揮するものではありません。
誰もが状況に応じてチームを導く存在になれます。自らの強みを理解し、仲間を支え、行動で周囲を変えていく姿勢が、真のリーダーシップです。自分なりのリーダーシップの形を見つけ、実践につなげていくことを目指します。
1.周囲に良い影響を与えるために、リーダーシップの重要性を理解する
リーダーシップとは影響力であり、ポジションに関係なく誰もが発揮できる資質である。
1回生ながら道具整備を自主的に行う学生
自分の立場に関係なく周囲に貢献する姿勢が評価される。
学生トレーナーが怪我をした選手に寄り添う
支える役割から信頼を築き、チームの結束を強める。
QBが率先してビフォアの準備を担った
序列以上の影響力を持ち、後輩の姿勢を変える。
2.試合中や練習中に、自然とリーダーシップを発揮できる場面を探す
リーダーシップは日常の中にある。
状況を読み取り、必要な行動を自然に起こす姿勢が重要である。
練習で遅れたメンバーの動きに声をかける
雰囲気を壊さずに意識を整える行動が信頼を得ることができる。
緊張している後輩に積極的に話しかける
仲間の不安を和らげ、チームに落ち着きをもたらしていく。
ハドル中に戦術を冷静に整理する
混乱を収束させ、プレーの成功率を高める。
3.先輩やコーチのリーダーシップを観察し、学ぶ
優れたリーダーから学ぶことで、自らのリーダーシップの土台を築くことができる。
試合中でも冷静さを失わないリーダーの振る舞い
厳しい局面でも動揺しない姿が信頼を支える。
叱責ではなく対話で指導するコーチの姿勢
課題への向き合い方を変えるきっかけとなる。
先輩が練習後に個別に声をかける配慮を見せる
周囲への思いやりで、真のリーダー像を示す。
4.状況が悪いときこそ、リーダーとしてチームを落ち着かせる
逆境の中でこそ、リーダーの真価が問われる。冷静さと前向きな言葉がチームを立て直す鍵となる。
リーダーが大量失点直後に声を張って鼓舞する
悲観的な空気を断ち切り、守備陣を奮い立たせる。
上級生が連敗中も日々の取り組みを明るく継続した
雰囲気の維持が、再起の土壌をつくる。
ミス直後にチーム全体に励ましを伝える
自らの責任を引き受け、他者を前向きにしていく。
5.自分の強みを活かし、周囲の選手を支える方法を考える
リーダーシップは型にはまらない。
自分ならではの強みをチームに還元する視点が必要である。
アナライズスタッフが分析力を活かして相手の癖を共有する
観察力でチームの準備を支える。
上級生のMGRが落ち着いた性格を活かし、後輩の相談に乗ってやる
心理的サポートがチームの安定に寄与する。
足の速さを活かしてスカウトチームの中心となる
自分の特性を役割に転換した姿勢が評価される。
6.リーダーでなくても、チームを良い方向に導く行動をとる
リーダーの肩書きがなくても、行動によってチームに好影響を与えることはできる。
上級生が練習後のグラウンド整備を着実に続ける
自然な行動が下級生の姿勢に良い影響を与える。
出場機会が少なくても全体練習に全力で参加する
努力の姿が仲間の意識を刺激する。
全体ミーティングで肯定的な意見を発信する
ポジティブな発言が場の空気を明るくする。
アドバイス
各自の行動が、チーム全体の雰囲気を変える力を持っていることを忘れないでください。
自分の強みを活かし、今いる場所でリーダーとしての第一歩を踏み出しましょう。

