35-7:長期的な視点で人脈を活かす

[35週]: [ネットワーク作り]
・チームメイトや指導者との信頼関係を深めることで、競技生活の質を高めると共にプレー面での相乗効果を生む力を養う。
・他チームやOBとの交流、SNS等を通じて広い視野でネットワークを構築し、生涯にわたって活用可能な人脈づくりを目指す。
・単なる知人関係にとどまらず、互いの成長を促す信頼関係を築く姿勢を身につけ、社会においても通用する人間力を培う。

35-7:長期的な視点で人脈を活かす
ネットワーク作りは、一時的なものではなく、長期的に維持することが大切である。
人間関係を継続するために、定期的に連絡を取る習慣をつける。
相手に価値を提供する意識を持ち、一方的な関係にならないようにする。
競技引退後も活かせる人脈を作ることで、将来の選択肢が広がる。
チームメイトや指導者だけでなく、広い視野で人脈を作ることが大切である。
長期的な関係を築くことで、信頼できる仲間が増え、より多くの機会を得られる。

「長期的な視点で人脈を活かす」ことについて考えます。
人脈は一時的なものではなく、長い時間をかけて育むことで大きな価値を持ちます。信頼関係を築き、それを継続的に大切にすることで、競技生活やその後の人生においても力強い支えとなります。日々の小さな積み重ねが将来の大きなつながりを生み出します。

1.ネットワーク作りは、一時的なものではなく、長期的に維持することが大切である

短期間のつながりでは得られない信頼や深い関係性は、時間をかけて築くことで初めて生まれる。

年に一度の再会を大切に
卒業生との交流イベントに毎年参加し、継続的な関係を維持している。

節目での連絡
入学・卒業などの節目にメッセージを送り、つながりを保ち続けている。

継続したSNS活用
日常の出来事をSNSで定期的に発信し、フォロワーとの関係を絶やさないよう心がける。

関係は築くだけでなく、保ち続けることに価値がある。

2.人間関係を継続するために、定期的に連絡を取る習慣をつける

一度築いた関係も、放置すれば希薄になる。連絡を続けることで関係は深まる。

誕生日のメッセージ
知人の誕生日に一言メッセージを送ることで、さりげなく関係性を保っていく。

練習後の報告
かつてのコーチに近況報告を送り、進歩を共有している。

月1のオンライン雑談
大学時代の仲間と定期的にオンラインで近況を話す習慣を続けている。

些細なやり取りの継続が、信頼の土台となる。

3.相手に価値を提供する意識を持ち、一方的な関係にならないようにする

受け取るだけでなく、自分からも相手の役に立とうとする姿勢が関係の質を高める。

練習メニューの共有
社会人で他チームで困っている後輩に、自分の経験を基にしたメニューを紹介した。

イベントの誘い合い
交流イベントに知人を招待することで、新たなネットワークのきっかけを提供した。

学びをシェア
受講したセミナー内容を要約し、SNSで公開して知識の還元を行った。

「与える姿勢」が、長期的な信頼を育む原動力である。

4.競技引退後も活かせる人脈を作ることで、将来の選択肢が広がる

スポーツを離れた後もつながり続ける人脈は、新たな道を切り拓く支援となる。

OBの職場訪問
OBの紹介で企業見学に参加し、将来の職業理解を深めた。

引退後の相談相手
引退後の進路に悩んだ際、元チームメイトの社会人に相談してヒントを得た。

ビジネスの協力関係
学生時代の縁がきっかけで、社会人になってから共同プロジェクトを実施した。

競技後も活きる人脈は、若いうちからの意識が鍵となる。

5.チームメイトや指導者だけでなく、広い視野で人脈を作ることが大切である

狭い世界にとどまらず、多様な分野・世代の人と関わることが、将来の可能性を広げる鍵となる。

他学部の友人との交流
ゼミ活動を通じて他学部の学生と知り合い、新たな視点を得ることができた。

地域イベントへの参加
地域の清掃活動に参加し、地元企業の方と交流する機会を得た。

学外の学びの場に参加
大学外の講座に参加し、他大学の学生や社会人と交流できた。

異なる立場の人と接することで、考え方と人脈の幅が大きく広がる。

6.長期的な関係を築くことで、信頼できる仲間が増え、より多くの機会を得られる

一度きりの出会いではなく、信頼を積み重ねた人脈が、人生のあらゆる局面で支えとなる。

定期的な再会からの協力
卒業後も交流を続けていた仲間と、大学イベントの企画に携わることになった。

継続的な情報共有
就職活動中、過去に出会った先輩から業界情報を継続してもらった。

困難時の支え
怪我で苦しんだ時期、長年の関係がある仲間が精神的に大きな支えとなった。

信頼で結ばれたネットワークは、人生の様々な局面で力となる。

アドバイス

ネットワークは築くだけでなく、育て続けることで真の価値が生まれます。

小さなやりとりを大切にし、互いに支え合える関係を時間をかけて築いていくことが、自身の人生を豊かにし、新たな可能性を広げることにつながります。誠実さと感謝の気持ちを持って関係を育んでいきましょう。

この記事を書いた人

Matsuura Masahiko
Kansai University
KAISERS Football Team
LifeSkills 365 for All Kaisers related persons.

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