38-5:フィードバックを活用する

[38週]: [自己効力感を育む]
・自己効力感を高めることで、自分の力を信じ、困難やプレッシャーに立ち向かう精神的な強さを養う。
・成功体験や前向きなフィードバックを活用し、継続的な努力と自己成長につなげる意識を持つ。
・「自分ならできる」という信念を土台に、安定したパフォーマンスと主体的な行動を実現し、競技力と人間力の両面で飛躍を目指す。

38-5:フィードバックを活用する
コーチやチームメイトからのフィードバックを積極的に受け入れる。
ポジティブなフィードバックを活かして、自信を高める。
課題が指摘された場合、それを改善のチャンスと捉える。
自分が成長したポイントを記録し、変化を実感する。
フィードバックを受けた後、次の行動に素早く反映させる。
フィードバックを前向きに受け取ることで、自己効力感が向上する。

「フィードバックを活用する」ことを考えます。
フィードバックは自分を客観的に見つめ直すための貴重な機会です。コーチや仲間からの言葉を前向きに受け止め、改善に活かすことで、自己効力感は着実に高まっていきます。
自分の成長を実感するためにも、フィードバックを素直に受け取り、積極的に行動に移していきましょう。

1.コーチやチームメイトからのフィードバックを積極的に受け入れる

他者からの指摘やアドバイスを受け入れることで、自分では気づかない改善点を知ることができる。

パート練習後のアドバイス
守備の立ち位置についてコーチから具体的な改善指導を受け、次の練習で即修正に取り組む。

動画を用いた技術指摘
練習映像を見ながらチームメイトにフォームの癖を指摘され、自ら調整に動く。

スカウティング報告からの反省
他校との比較資料をもとに自分の課題を理解し、改善策を考える。

他者の目を通して自己を見直すことが、自身の成長につながる。

2.ポジティブなフィードバックを活かして、自信を高める

良い評価や称賛は、自分への信頼感を深め、モチベーションを高める源になる。

練習後の称賛の言葉
1on1の守備で好プレーをした際、チーム全体から称賛されたことを自信につなげる。

試合後のポジティブ評価
公式戦での冷静な判断をコーチに褒められた経験で自分の判断力に自信を持つ。

後輩からの感謝の言葉
アドバイスを送った後輩からの感謝の声に、自分の存在意義を再確認する。

他者からの肯定的評価は、自己効力感を直接的に高める力がある。

3.課題が指摘された場合、それを改善のチャンスと捉える

否定的なフィードバックであっても、それを前向きに受け止めれば、成長の糧となる。

課題指摘をノートに記録
コーチに言われた改善点をノートに書き出し、自主練で重点的に練習する。

試合後の振り返りコメント
試合でのミスを振り返り、具体的な再発防止策を立てる。

メンタル面の注意喚起
気持ちの波がパフォーマンスに出ていると指摘され、呼吸法やルーティンを導入してみる。

課題の指摘を前向きに受け入れる姿勢が、成長を加速させる。

4.自分が成長したポイントを記録し、変化を実感する

成長の記録を振り返ることで、自分の努力が結果に繋がっていることを確認できる。

目標達成表の活用
練習ごとに設定した目標を一覧化し、達成率を記録して達成感を得る。

動画比較による分析
過去と現在のフォームを比較することで、自分の上達を実感する。

プレーごとの振り返りメモ
試合後に自分の良かった点と課題をメモにまとめ、変化を可視化する。

自身の成長を実感することで、自己効力感が確固たるものになる。

5.フィードバックを受けた後、次の行動に素早く反映させる

フィードバックは即時に行動へと繋げることで、学びがより深まる。

その場でフォーム修正
動作指導を受けたその練習中にすぐに修正を試み、変化を体感する。

翌日の自主練で実践
指摘された課題に対応するため、翌朝の自主練で特化したメニューを行う。

全体練習後の補足練習
全体練習の内容を見直し、改善が必要な点を自分でピックアップし追加練習する。

即行動の姿勢が、フィードバックの効果を最大限に引き出す。

6.フィードバックを前向きに受け取ることで、自己効力感が向上する

フィードバックは受け取り方次第で、自己肯定感と効力感を大きく左右する。

失敗の共有と再挑戦
試合での失敗を素直に共有し、仲間と対話する中で再挑戦の勇気を生む。

ポジティブ変換の習慣
批判的な内容も、改善点として受け止めるトレーニングを継続する。

先輩からの建設的な言葉
厳しい言葉の裏にある期待に気づき、意欲的にトレーニングに励む。

前向きな受け止め方が、自己効力感を長期的に高める要因となる。

アドバイス

フィードバックは成長の宝庫です
他者の視点を取り入れることで、自分の見えていなかった側面が明確になります。

肯定的な言葉は自信を深め、課題の指摘は改善のチャンスです。
どのようなフィードバックでも、素直に受け入れて行動に移すことで、あなたの自己効力感は確実に高まっていきます。
恐れず、前向きに受け止めましょう。

この記事を書いた人

Matsuura Masahiko
Kansai University
KAISERS Football Team
LifeSkills 365 for All Kaisers related persons.

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