49-6:感謝を社会に広げる

[49週]: [感謝を行動に移す]
・感謝の気持ちを言葉だけでなく行動で示すことで、チーム内に信頼と一体感を生み出す。
・支えてくれる人々への感謝を自覚し、自らできる貢献を考え、実践する習慣を身につける。
・感謝の文化をチーム全体に広めることで、持続的な成長と未来への基盤を築く。

49-6:感謝を社会に広げる
スポーツを通じて、社会貢献活動に参加する機会を持つ。
地域の清掃活動やボランティア活動を通じて、感謝の気持ちを実践する。
支えてくれるファンや地域の人々に向けて感謝を表すイベントを企画する。
後輩や子どもたちに、感謝の大切さを伝える機会を作る。
スポーツの力で社会に貢献する方法を考える。
自分たちの活動が、応援してくれる人々に良い影響を与えていることを意識する。

「感謝を社会に広げる」について考えます。
感謝の気持ちはチームの中にとどまらず、社会へと広げていくことが大切です。
私たちは多くの人や地域の支えの上で活動できており、その恩返しとして感謝の思いを行動で示すことが、より良い社会づくりにつながります。
感謝の気持ちを社会にどのように伝え、広げていけるかを示します。。

1.スポーツを通じて、社会貢献活動に参加する機会を持つ

スポーツの持つ影響力を活かし、社会と積極的につながる機会をつくることが、感謝の気持ちを表す一つの方法である。

スポーツ教室の開催
地域の小中学生に向けたアメフト体験教室を実施し、楽しさを伝えることで地域への恩返しとする。

地域イベントへの参加協力
地元のお祭りやイベントにボランティアとして参加し、競技以外の形で地域と関わる。

被災地支援チャリティマッチ

災害被災地支援を目的としたチャリティ試合を開催し、寄付や応援を通じて社会貢献を果たす。

社会とのつながりを持つことで、競技の価値が広がる。
感謝を形にするには、自ら動く姿勢が重要である。

2.地域の清掃活動やボランティア活動を通じて、感謝の気持ちを実践する

日々使う環境や地域社会への感謝を、具体的な行動に移すことが、真の感謝の表現である。

スタジアム周辺の清掃活動
練習や試合で使う施設の周囲をチームで清掃し、地域への感謝を示す。

駅前や通学路の清掃ボランティア
地域の交通インフラへの恩返しとして、公共の場所での清掃を定期的に実施する。

小学校の支援活動
小学校の朝の通学見守りや挨拶活動を行い、社会的なつながりを築く。

地域を大切にする姿勢が、応援されるチームをつくる。感謝は行動にこそ現れる。

3.支えてくれるファンや地域の人々に向けて感謝を表すイベントを企画する

自分たちを応援し支えてくれる人々へ、感謝の思いを届ける機会を自ら設けることで、関係がより深くなる。

ファン感謝デーの開催
練習見学やサイン会、記念撮影会を通じて、ファンと直接交流し感謝の気持ちを伝える。

地域ふれあいBBQ大会
地域住民と選手が一緒に食事を楽しむ交流会を開き、支援への感謝を形にする。

応援メッセージへの返信
企画届いた応援メッセージに対して、選手が個別に返事を書くなど、双方向の感謝を実践する。

応援される立場だからこそ、自分たちからも「ありがとう」を伝える機会を大切にする。

4.後輩や子どもたちに、感謝の大切さを伝える機会を作る

次世代に対して、感謝の心を伝え継承することは、社会をより良くする原動力となる。

小学校での講話活動
地元小学校で「感謝の大切さ」について話す授業を担当し、子どもたちに伝える。

スポーツクリニックでの指導時に感謝を語る
技術指導だけでなく、自分が誰に支えられているかを語ることで、感謝の連鎖を生む。

高校訪問時に後輩へ感謝を伝える
自分を送り出してくれた高校に訪問し、恩返しの言葉と共に模範となる姿を見せる。

感謝の心は言葉と姿勢で伝わる。
次世代が受け継ぐ文化として広げていきたい。

5.スポーツの力で社会に貢献する方法を考える

スポーツには、人を勇気づけ、地域や社会に活力を与える力がある。
自らの活動がその一助となるよう意識を持つことが大切である。

地域との合同トレーニング企画
小〜高校チームや大学外の団体と共に練習を行い、スポーツの楽しさと力を共有する。

地域FMや広報誌への登場
選手の活動や想いを地域メディアを通じて発信し、社会との接点を広げる。

チームの理念を明文化して発信する
「応援されるチームであること」を掲げ、SNSや試合プログラム等でその想いを発信する。

競技を通じた社会貢献は、スポーツの価値そのものを高める。意識的な発信と行動が求められる。

6.自分たちの活動が、応援してくれる人々に良い影響を与えていることを意識する

自らの姿勢や行動が、見えないところで人々に勇気や希望を与えているという自覚が、感謝の循環を促す。

観客の応援に応えるプレー
観客の声援に真摯に応える姿勢が、スタンドの人々の感動と誇りにつながる。

SNSでの発信に気を配る
日常の取り組みや感謝の気持ちをSNSで丁寧に発信することで、共感や応援の輪が広がる。

OB・OGへの感謝の声
自分たちの姿勢が、過去の卒業生から「後輩に誇りを感じる」と評価され、世代を超えた感謝の連鎖が生まれる。

日々の行動が誰かの心に届いている。
自覚ある姿勢が、より深い信頼を築く鍵となる。

アドバイス

感謝は、言葉だけでなく社会への行動によってこそ広がっていきます。
私たちの存在は、多くの人々に支えられて成り立っています。
その事実を忘れず、自らの行動で地域や社会へ恩返しすることが、人間としての成長にもつながります。
スポーツの力を信じ、社会とのつながりを大切にしながら、日々の感謝を行動に移していきましょう。

この記事を書いた人

Matsuura Masahiko
Kansai University
KAISERS Football Team
LifeSkills 365 for All Kaisers related persons.

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