4-7:自己モニタリングの習慣化

4週目:自己管理と健康
【目 的】
スポーツで最高のパフォーマンスを発揮する為に、自己管理と健康の重要性を理解し、具体的な方法を確認する。

4-7:自己モニタリングの習慣化
日々のパフォーマンスを記録する。
体調と健康状態の確認。
目標達成の進捗確認。
データを活用する。
学業進捗や時間配分を振返り、競技とのバランスを取る。
フィードバックを取り入れる。

「自己モニタリングの習慣化」について考えます。
自己モニタリングとは自分のパフォーマンスや健康状態目標達成の進捗を記録し、改善すべき点を見つけるための重要なスキルです。
このスキルで競技生活と学業の両方で成果を出すことを目指していくます。

1.日々のパフォーマンスを記録する

毎日の練習や試合の内容を振り返り、自分のパフォーマンスを記録することが大切である。

練習での成功率、体感した調子の良し悪しなどを簡単にメモっておき、何が良かったかを確認する。

記録(メモ)することで、自分の成長や課題を視覚化しやすくなり、目標達成に向けた具体的な改善策を考える材料となる。
▶スマホのメモや専用アプリ、ノートを使って簡単に記録する習慣を作ろう。

今回の「LifeSkill 365」も過去の記録まとめです

2.体調と健康状態の確認

健康状態を日々確認することで、怪我や病気を予防し、競技生活を長く続けることができる。

睡眠時間、疲労感、食事内容、ストレスレベルを記録しておく。

▶疲労が蓄積していると感じたら、練習量を調整したり、休息を取る判断が必要である。
▶自分の身体のサインに敏感になり早めの対応を心がける。

3.目標達成の進捗確認

自分が設定した目標に向けて、どの程度進んでいるかを定期的に確認する。

1週間ごとに短期目標が達成できたかチェックする。
▶連続キャッチの記録
▶ユニットとして反則なし、など

▶達成できた場合は、次の目標を設定し進化を目指そう。
▶目標が難しい場合は、無理なく達成できるように計画を修正する柔軟性を持つことも大切。

4.データの活用

自分の状態を客観的に把握する為にデータを活用する事が効果的です。

心拍数、練習時間、消費カロリーなどを記録できるウェアラブルデバイスを使用する。

▶客観的なデータを基に、自分のパフォーマンスの傾向や改善点を分析する。
▶例えば、試合前の睡眠時間や食事の内容を分析し最適なパフォーマンスを発揮する条件を見つけることができる。

5.学業の進捗や時間配分を振り返り、競技とのバランスを取る

学業と競技のバランスの為に時間配分を定期的に見直す。

1日の中で学習時間と練習時間をどう分けるかを計画する。

▶週末やオフの日を使って、自分が今どれだけの時間を学業や競技に使えているかを振り返り、必要に応じてスケジュールを調整する。
▶学業の進捗を記録することで、試験や課題の締め切りに遅れないように意識を高めることができる。

6.フィードバックを取り入れる

コーチやチームメイト、家族からフィードバックを受け入れ、それを行動に移す力を養う。

コーチからの技術的なアドバイスや、チームメイトからの励ましや気づきを参考にする。

▶他者の意見を取り入れる事で自分では気づかなかった改善点を見つけることができる。
▶フィードバックを受ける際は前向きに捉え、それを次の行動に活かす。

アドバイス

▶自己モニタリングの習慣化は、自分の成長を支える最も有効な方法の一つ。
▶日々の記録や振り返りを通じて、自分の健康やパフォーマンス、目標達成の進捗を把握する事で競技生活と学業の両立を効率的に行える。

この記事を書いた人

Matsuura Masahiko
Kansai University
KAISERS Football Team
LifeSkills 365 for All Kaisers related persons.

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