7-4:困難をチャンスに変える考え方

7週目:ポジティブな考え方
【目 標】ポジティブな考え方を身につけ、競技生活や日常生活での困難を乗り越える力を養う

7-4:困難をチャンスに変える考え方
困難な状況に直面したとき、ポジティブに考える方法を知る。
「なぜ自分だけが」と考えるのではなく、「この経験がどう役立つか」を考える。
困難な状況に対する具体的な対処法を知る。
困難を克服した成功体験を自信につなげる。
チームでの失敗や課題を前向きに捉え改善策を話し合う。
困難を経験した仲間をサポートしチーム全体で成長する意識を持つ。

「困難をチャンスに変える考え方」を考えます。
スポーツや学業、日常生活では、予期せぬ困難や失敗に直面することがあります。
 しかし、それをどのように捉えるかで、その後の結果や成長が大きく変わることもあります。
困難を前向きに受け止め自分やチームの成長につなげる考え方を確認しよう。

1.困難な状況に直面したとき、ポジティブに考える方法を知る

困難な状況では、不安や否定的な感情が生まれやすいが、そこで立ち止まらない事が大切である。

「この失敗をどう改善すれば良いか」「この状況で得られる学びは何か」と自分自身に問いかけてみよう。

物事をポジティブに考える練習をすることで、心の柔軟性が高まり、困難を乗り越える力が育つ。

2.「なぜ自分だけが」と考えるのではなく、「この経験がどう役立つか」を考える

困難に直面すると「なぜ自分だけがこんな目に」と感じることがある。
しかし、その経験は将来の自分やチームにとって重要な学びや成長の機会となることを意識しよう。

試合に負けた原因を分析し、その経験を次の練習や試合に活かす。

「この経験がどのように役立つか」を考えることで、前向きに取り組む意欲が湧く。

3.困難な状況に対する具体的な対処法を知る

困難を乗り越えるためには冷静に状況を分析し、行動に移すことが必要である。

原因を特定する
困難が起きた理由や背景を考える。

具体的な解決策を考える
何を改善すれば状況が良くなるか具体的に考える。

小さな行動から始める
大きな課題に圧倒されないよう、できることから一歩ずつ取り組む。

4.困難を克服した成功体験を振り返り、自信につなげる

過去に困難を乗り越えた経験を振り返る事で自信が生まれる。

練習で上手くいかなかった技術を克服し、試合で成功した経験など。

「以前も乗り越えられたから、今回もできる」という考え方を持つことで挑戦する勇気が湧く。
成功体験を記録しておくと、困難な時に読み返して励みにすることができる。

5.チームでの失敗や課題を前向きに捉え、改善策を話し合う

困難は個人だけでなく、チーム全体で直面する事もある。

試合での戦術が機能せず大差で負けた場合。

チーム全体で原因を分析し、どうすれば次に活かせるかを話し合う。
課題を共有し、全員で改善に向けて取り組む事で、チームの結束力も高まる。

6.困難を経験した仲間をサポートし、チーム全体で成長する意識を持つ

困難を経験している仲間がいるときは、声をかけたり、一緒に改善策を考えたりしてサポートする姿勢を持とう。

「次はこうしたらどう?」と具体的なアドバイスをする「一緒に練習しよう」と誘うなど。

チーム全体が互いに支え合うことで、困難を乗り越える力がさらに強くできる。
困難を乗り越える経験を共有する事で、チーム全体の成長につながる。

アドバイス

▶困難は避けられないものだが、それをどのように受け止め、行動するかが成長の鍵となる。
▶困難をチャンスと捉える事で新しい可能性が見えてくる日常や競技生活の中で意識し、困難を乗り越える力を育てていこう。

この記事を書いた人

Matsuura Masahiko
Kansai University
KAISERS Football Team
LifeSkills 365 for All Kaisers related persons.

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