9週目:責任感を育む
【目 標】
自分の行動に責任を持ち、チームの一員としての自覚を高める。
責任感を通じて、自身とチームの成長に貢献する意識を育てる。
責任感を身につけチームや個人としての成長を目指ざす。
学生スポーツにおいて、責任感は競技力の向上と共に人間性の成長に欠かせない要素である。
9-2:自己管理と責任感
自分の時間やタスクを管理する事が責任感の基盤である。
練習や試合に向けた準備を怠らない意識を持つ。
締め切りやルールを守ることの重要性を理解する。
体調管理やケガの予防も自己責任の一部である。
小さなタスクでも責任を持って取り組む練習をする。
自分が怠けることがチーム全体に影響を与える可能性を考える。
「自己管理と責任感」について考えます。
責任感を持つためには、まず自分自身をしっかりと管理する力を身につけることが重要です。
自己管理ができていないと、練習や試合で最高のパフォーマンスを発揮できないだけでなく、チーム全体に迷惑をかけてしまう可能性があります。
1.自分の時間やタスクを管理する事が責任感の基盤である
スポーツと学業を両立する学生アスリートにとって、時間管理は非常に重要である。
授業、練習、試合、休養の時間をしっかりとスケジュールに組み込む。
2.練習や試合に向けた準備を怠らない意識を持つ
良いパフォーマンスは、事前準備にかかっている。
練習前に必要な道具を揃え、試合に向けて戦術を確認する
3.締め切りやルールを守ることの重要性を理解する
締め切りを守ることやルールに従うことは、チーム内での信頼を築く基本的な行いである。
練習やミーティングへの時間厳守
練習開始時間やミーティングへの出席時間を守る事で、他のチームメイトやコーチに対し責任感を示し信頼を築く。
▶時間を守らない行為は他のメンバーの練習時間や計画に悪影響を与え、基本的なマナーとして重要である。
プレーや戦術の遂行における規律遵守
チームで決めた戦術やプレーのルールに従い、それを正確に遂行する事でチーム全体の戦略が機能する。
▶不従順な行動がないことが組織の安定を支える。
課題や提出物の締め切り遵守
学業やチーム運営に関連する提出物(例:課題)の締め切りを守る事で、コーチやチームスタッフとの円滑なコミュニケーションが確立される信用が高まり、チーム内での存在感が増す。
4.体調管理やケガの予防も自己責任の一部であると認識する
体調を整え、ケガを防ぐことも自己管理の一環である。
十分な睡眠を取り、栄養バランスの良い食事を心がける
合宿中に夜更かししない、宿舎で騒がない
何のために合宿を行っているか考え、上手くなりに来ているチームメートの邪魔をしない。
チームで決められたケガ予防対策を遵守する
ガーディアンの着用やテーピング等の対策をする。
5.小さなタスクでも責任を持って取り組む練習をする
大きな成功は、小さなタスクを積み重ねることで達成されることを理解する。
基礎反復が試合でのパフォーマンス向上につながる
毎日の基礎的なスキル練習(例:正確なステップやタックルのフォーム、素早いスタートの練習)を積み重ねる事で、試合での動きがスムーズになり、大きなプレーや勝利に直結する。
試合の分析や戦術理解の積み重ねが戦略成功を生む
試合後のビデオ分析や戦術ミーティングに真剣に取り組み、一つ一つのプレーや相手の癖を理解することで、試合中の適応力が向上し、重要な局面での成功につながる。
トレーニングの継続が試合終盤での強さを支える
毎日のウェイトトレーニングやコンディなどの地道なフィジカルトレーニングを怠らず続けることで、試合終盤のスタミナや筋力が向上し、チームを勝利に導くプレーが可能になる。
小さなタスクを責任感を持って遂行することが、大きな成果につながっていく。
6.自分が怠けることがチーム全体に影響を与える可能性を考える
自分の行動がチーム全体に与える影響を常に意識しよう。
練習中の態度が周りのモチベーションに影響をする
積極的に練習に取り組み、自らが努力する姿を見せることで、他の選手にも良い刺激を与え、チーム全体の練習意欲や士気を高める事ができる。
▶怠慢な態度はチームの士気を下げる要因となる。
反則を受ける事でチーム全体に影響が及ぶ
試合中に個人の反則行為(アンスポ)があると、チーム全体が罰則(罰退や失点など)を受ける為、試合結果に直接影響を与える。
▶チーム全体が個人の行動に対して敏感になる。
▶特に不注意や集中の無い反則には意識が必要。
アドバイス

