9週目:責任感を育む
【目 標】
自分の行動に責任を持ち、チームの一員としての自覚を高める。
責任感を通じて、自身とチームの成長に貢献する意識を育てる。
責任感を身につけチームや個人としての成長を目指ざす。
学生スポーツにおいて、責任感は競技力の向上と共に人間性の成長に欠かせない要素である。
9-7:行動で示す責任感
責任感を日々の練習や試合で実際に行動に移す練習をする。
仲間やコーチが期待する役割を確実に果たす努力が必要。
ルールやスケジュールを守り自分の行動に一貫性を持つ。
チーム全体で責任感を意識した行動を振り返るMTGをおこなう。
試合や練習の中での自分の役割を再確認し、更に向上するためのアイデアを話し合う。
責任感を競技生活だけでなく日常生活にも活かす意識を持つ。
「行動で示す責任感」について考えます。
スポーツにおける責任感は、ただ頭の中で理解するだけでは不十分です。
それを日々の練習や試合で行動に移す事が、本当の意味での責任感を示す方法です。
行動によって責任感を示す事で、チーム全体の信頼感が高まり、個人としても大きな成長が期待できます。
1.責任感を日々の練習や試合で実際に行動に移す練習をする
責任感を行動で示す為には、具体的な練習や試合中の取り組みが重要となる。
自分の役割を正確に遂行する。
試合中のミスへの即時対応。
練習での新しい戦術やスキルへの積極的な挑戦。
試合中のコミュニケーションの徹底。
2.チームメイトやコーチが期待する役割を確実に果たす努力をする
チーム内で期待される役割を理解し、それを確実に果たす努力を惜しまない姿勢を見せよう。
リーダーシップやサポートの提供。
チーム全体の雰囲気を良くする努力。
自己管理の徹底。
チーム活動のサポート。
チームのルールや価値観の遵守。
チームメイトのメンタルケア。
3.ルールや予定を守り、自分の行動に一貫性を持つ
チームの一員として、ルールやスケジュールを守る事は責任感を示す基本的な行動である。
試合やイベントのスケジュールを確実に守る。
チームルールや規律の遵守。
学業との両立を意識した行動。
定期的な自己管理と報告。
4.チーム全体で責任感を意識した行動を振り返るミーティングを行う
チーム全体でミーティングを行い、それぞれの責任感を振り返る時間を設けよう。
「自分の役割を果たせたか」
「チームにどう貢献できたか」を話し合う。
5.試合や練習の中での自分の役割を再確認し、さらに向上するためのアイデアを話し合う
自分の役割を再確認しそれをより良くする為のアイデアを出し合う。
ビデオミーティングでの反省と提案。
練習台の制度を上げる為、他のポジションを体験してみる。
新しい練習方法の提案。
役割の優先順位と時間配分の見直し。
6.責任感を競技生活だけでなく、日常生活にも活かす意識を持つ
スポーツで培った責任感は、日常生活にも応用できる。
▶練習や試合のスケジュールを守る習慣が学校生活や社会人での時間厳守や効率的なスケジュール管理に活かされる。
▶締め切りのある課題や試験勉強の計画を立て期限内にしっかり終わらせる能力を発揮できる。
▶フィールドでの協力が学校のグループワークや社会人になった時のチームプロジェクトに応用できる。
▶自分の役割を果たしつつ他のメンバーをサポートし全体の成功を目指す姿勢が役立つ。
▶チームで目標を設定し、その達成に向けて努力を重ねる経験が、個人の生活にも影響する。
▶例えば、資格試験の勉強や長期的なプロジェクトにおいて途中で挫折せずに最後までやり抜く力が備わる。
▶フィールドでの瞬時の判断やリスクを伴う決断を経験することで、日常生活や職場でも冷静に考え、責任ある選択をする力が身につく。
▶例えば、困難な状況で最善の解決策を見つける力として応用される。
▶チームルールや戦術を守る経験が、日常生活での規範意識につながる。
▶例えば、交通ルールを守る、アルバイトや職場での決まりを徹底するなど、周囲から信頼される行動を取る土台となる。
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